ガチグマ(アカツキ) - ポケモン育成考察Wiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

このページは特殊個体「アカツキ」のものです。
通常個体はこちら→ガチグマ

ガチグマ(アカツキ) [編集]

No.0901 タイプ:じめん/ノーマル
特性:しんがん(ゴーストタイプにノーマルとかくとうタイプの技が当たる。自身の命中率を下げられず、相手の回避率変化を無視できる)
体重:333.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
ガチグマHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ガチグマ(アカツキ)113701201356552555しんがん
ガチグマ(原種)130140105458050550こんじょう/ぼうだん/きんちょうかん
特殊地面HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ガチグマ(アカツキ)113701201356552555しんがん
ランドロス(化身)891259011580101600すなのちから/ちからずく

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)くさ/こおり/かくとう/みず
いまひとつ(1/2)どく/いわ
いまひとつ(1/4)---
こうかなしゴースト/でんき

第九世代のDLC「碧の仮面」で登場した、特殊個体のガチグマ
現状リングマからの進化方法は存在せず、DLC中で入手できる1体のみ。
通常個体と同じ鈍足アタッカー気質の種族値。ただし物理・特殊が異なるため差別化は必要はない。どちらか1匹しか採用できない点に注意。
合計種族値は僅かに高くなり、物理耐久指数も僅かに上昇した。
しかし、HBDの配分効率が悪くなり、特殊耐久指数は激減している。

独自の個性が強く、特に専用技と専用特性にその面が強く表れている。
専用技「ブラッドムーン」は威力140・命中100と高性能な代わりに、2回連続で出せないというデカハンマーと同じデメリットを持つ。
専用特性しんがんは、きもったまするどいめの性質を併せ持つ。
高い特攻から一貫性の高い高火力の一致技を放てるうえ、ノーマル半減のいわはがねには一致地面技で対抗できるという驚異の攻撃性能を誇る。

更にサブウェポンでは「しんくうは」を習得。原種が覚えない先制技で、鈍足をカバーできる。
またノーマル+かくとう+しんがんは現環境の全ポケモンに等倍以上が取れるという完璧な補完を持つ。
「無効タイプが無い先制技」のため、タスキ等に対してテラスタル択を心配することなく処理できる点も優秀。
元が物理主体のポケモンのためか特殊技のレパートリー自体は少なめだが、それが全く気にならない。

攻撃技の補完が優れているため変化技も入れやすく、積み技の「めいそう」や、名前繋がりなのか「つきのひかり」も習得する。
あくび、ほえる等のサポートも可能。

欠点としては鈍足のため消耗しやすい点と、特殊耐久の低さが挙げられる。
物理耐久は原種と同様高いので対面では殴り勝てるが、消耗したところに特殊アタッカーを出されると上から縛られてしまいがち。
とつげきチョッキを持つ、事前にめいそうを積む、引き先となる特殊受けを用意するなど、上手くカバーしたい。

じめんタイプの特殊アタッカーとしては化身ランドロスがライバルになる。
ただしサブウェポンの範囲が微妙に異なる点、耐久や素早さの差などから、特に差別化を意識する必要はない。

※通常ガチグマとの混同を避けるため、以降の記述でこちらの個体を示す場合「アカツキ」と記述する。



特性考察 [編集]

しんがん
専用特性。隠れ特性は無く、これのみ。
効果は「ゴーストタイプにノーマルタイプとかくとうタイプの技が当たる」「自身の命中率を下げられず、相手の回避率変化を無視する」であり、
特性きもったまの一部性質とするどいめの性質を併せ持つ性能となっている。
きもったまに存在するいかく無効化の効果はないが、基本的に特殊アタッカーであるアカツキにはほぼ関係ない。
これによりノーマル技をほぼ確実に相手に当てることができ、ノーマル技を軽減するいわはがねには一致のじめん技が刺さることで脅威の一貫性を実現している。
特性すながくれやひかりのこな等による能力ランクではない回避率の変化については無効化できないが、それらの採用率の都合上考慮外でよい。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
ブラッドムーン140(210)100連続使用不可タイプ一致専用技。連続で使用できないデメリットこそあるが火力は凄まじい。
こだわりメガネとの相性は非常に悪いため、こだわり型では採用できない。
ハイパーボイス90(135)100みがわり貫通タイプ一致技。安定性能で連発可能。単発火力はブラッドムーンの2/3以下。
のどスプレーと相性が良い。相手のみがわりを貫通できる。ブラッドムーンとの両立も可。
テラバースト80(120)100-タイプ一致技。テラスタル前でも連発可能な一致技に。
テラスタル後はテラスタイプの技に変化。
だいちのちから90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。ノーマル技との補完に優れる。
マッドショット55(82)95素早さ↓100%タイプ一致技。追加効果により次ターンの先制を狙いやすくなる。サブ技感覚で。
ムーンフォース95100特攻↓30%高威力なサブウェポン。範囲と追加効果も優秀。
バークアウト5595特攻↓100%低威力だが、追加効果が優秀。みがわり貫通。ダブルでは相手全体攻撃。
とつげきチョッキと併せるか、後続サポートに。
しんくうは40100優先度+1先制技。特性のおかげでゴーストにも当たる。鈍足なのでほぼ必須。
変化技タイプ命中解説
めいそう-特攻と特防を補強。心許ない特殊耐久を補いつつ、更に特殊火力を高める。
あくび-相手の眠気を誘い交代を誘発する強力な変化技。ものまねハーブによる遺伝で習得。
つきのひかり-回復技。めいそうと併せて居座る。
ちょうはつ100耐久型対策。遅いので使いづらい。
ほえる-相手を強制的に交代させる。後攻技だが元が遅いのであまり気にならない。
まもる-ブラッドムーンのデメリットと好相性。相手の無償降臨や積み技使用を誘うため、安易な使用は禁物。
+  採用率の低い技

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
ブラッドムーン
ハイパーボイス
ブラッドムーンの火力が絶大で、無振りハバタクカミが確1。
耐性は1つに減ってしまうが、地面の弱点すべてが等倍となる。
だいちのちから
マッドショット
一致技のだいちのちからの底上げかつ格闘等倍。
ムーンフォース格闘を半減し、ただでさえ超範囲な無地に相性抜群の妖の火力を上げる。
アーマーガアには極めて弱くなるので注意。
きあいだま
しんくうは
ボディプレス
テラバースト
ノーマル同様特性で無効にされない格闘の打点を伸ばす。耐性もがらっと変わる。
テラバースト対草・フェアリー・炎。水が一貫する。
テラバーストを採用すればアーマーガアふゆうドータクン等の浮いている鋼も返り討ちに出来る。
特に炎オーガポンとの偶発対面を有利対面に変える目的に。
テラバースト水・氷半減だが、草とフリーズドライが一貫する。
テツノツツミ連撃ウーラオス意識。
テラバースト草と格闘を半減。対フェアリー意識。
テラバーストフェアリーに。草と氷を半減、岩耐性を維持し耐性の数も増えるが、格闘は一貫。
テラバーストカイリューのしんそく、格闘を透かせるが、環境に多いゴースト・悪に弱くなる。
テラバースト電気耐性を維持し草・水・炎半減。氷が一貫する。オーガポンを全面的に見るなら。
テラバースト草・水・粉技耐性。氷が一貫する。どちらかと言えばダブル向き。
テラバースト弱点をスイッチ+最小限に。攻撃面はアーマーガアギャラドスピンポイント。
テラバースト草・格闘半減だが氷の一貫が痛い。一応地面無効は有用。
テラバースト草・格闘半減、氷も等倍。採用するならHかBのどれかに努力値を振っておきたい。
ステラテラバースト複合タイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。
初発であるブラッドムーンの威力はノーマルテラスと同じ。
連発できない欠点もブラッドムーンなら気になりにくい。
+  使用率・採用率の低いテラスタル

型考察 [編集]

チョッキフルアタ型 [編集]

特性:しんがん
性格:ひかえめ
努力値:耐久調整 残りC
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:ブラッドムーン/だいちのちから/しんくうは
優先技:ハイパーボイス
攻撃技:ムーンフォース/テラバースト
テラスタイプ:ノーマル/ステラ

環境で最も多いチョッキ型。低めの特殊耐久をチョッキで補い、高い対面性能で殴り合う。
しんがんブラッドムーン+だいちのちからによる広い等倍範囲、無効の無い先制技のしんくうは、ブラッドムーン後の隙を補うハイパーボイスが基本。
高火力・高耐久のうえ先制技持ちと、対面性能が非常に高いのが特徴。
例として、H振りチョッキでハバタクカミの無補正C252ムーンフォースが確3。また相手側がH振り程度であればブラッドムーンからのハイパーボイスorだいちのちからで倒しきれる。

テラスタイプは撃ち合い性能を高めるためのノーマルが多い。
ノーマル以外で採用する場合、ハイパーボイスをテラバーストにすると通常時はブラッドムーン後のノーマル打点、テラスタル後はサブウェポンと使い分けることができる。
ほかにもブラッドムーンが連発できない都合により、ステラタイプとも相性が良い。
この場合は4枠目をハイパーボイスにするより、他タイプのサブウェポンを採用して攻撃範囲を広げるべき。

アカツキミラーの場面も強いが、お互いチョッキ持ちの可能性も高いので注意。

あくびサイクル型 [編集]

特性:しんがん
性格:ひかえめ/ずぶとい
努力値:耐久調整 残りC
持ち物:たべのこし/オボンの実
確定技:ブラッドムーン/あくび
攻撃技:だいちのちから/しんくうは/ハイパーボイス/ムーンフォース
変化技:めいそう/つきのひかり/みがわり

あくびと回復アイテムで場持ちを重視したサイクル型。
しんがんブラッドムーンの受けにくさと、あくびによるサイクル強要で相手を崩していく。
また回復手段の無いチョッキ型想定で、ゴリ押しによる突破を狙う相手にも刺さる。
持ち前の対面性能に加え、サイクル戦、さらには高耐久を活かしたクッション役など用途が広い。
ただし技スぺの関係上、地面打点、先制技、連打できるノーマル技のいずれか一つ以上を切る必要がある。
役割対象を見極めて選択したい。

トリルアタッカー型 [編集]

特性:しんがん
性格:れいせい(トリパ採用時)
努力値:C252 耐久調整
持ち物:シルクのスカーフ/いのちのたま
確定技:ブラッドムーン/だいちのちから/しんくうは
攻撃技:ハイパーボイス/ムーンフォース/テラバースト
変化技:めいそう
テラスタイプ:ノーマル

鈍足を活かしたトリックルームエース。
シルクのスカーフ+ノーマルテラス+しんがんブラッドムーンですべてを破壊する。
限られたターンで勝ち切れるように火力特化。
トリル中・トリル後に先制技持ちと対面することを考えると、しんくうはもあると安心。
基本はフルアタだが、めいそうはトリル中なら特殊に対して先制で積むことができる。

めいそう型 [編集]

特性:しんがん
性格:ひかえめ/ずぶとい
努力値:耐久調整 残りC
持ち物:たべのこし/オボンの実
確定技:ブラッドムーン/めいそう
優先技:つきのひかり/だいちのちから
攻撃技:ハイパーボイス/しんくうは/ムーンフォース
変化技:あくび/みがわり

持ち前の物理耐久に加え、めいそうを積み特殊耐久を強化することで要塞化する。
元々の火力も相まって、並みの特殊受けは余裕で破壊される。
技スぺは足りないが、しんがん+ブラッドムーン+だいちのちから(しんくうは)だけで一定の範囲は確保できるのも強み。

最速型 [編集]

特性:しんがん
性格:おくびょう
努力値:CS252
持ち物:いのちのたま/シルクのスカーフ/きあいのタスキ
確定技:ブラッドムーン/だいちのちから/テラバースト
攻撃技:ハイパーボイス/しんくうは/ムーンフォース

鈍足のイメージを逆手に取った最速型。主にブラッドムーン+しんくうはを耐える中速のポケモンに対し上からの高火力攻撃2発で突破を狙う。確定範囲を広げる為いのちのたまやテラバーストの採用率が高い。例として、いのちのたまを持たせれば
H振りサーフゴーの上を取りつつ確1。
また本来苦手とするアーマーガアにも上からの炎or電気テラバーストで致命傷を与えられる。
他の型と比べ耐久が大きく落ちる為、きあいのタスキを持たせる選択肢もある。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対ガチグマ(アカツキ) [編集]

注意すべき点
トップクラスの特攻を持ち、専用特性しんがんにより高火力のブラッドムーンを無効化する手段が存在しない。
みがわりで凌ごうにもみがわり貫通のハイパーボイスを覚える。
かと言ってノーマル技を岩や鋼で半減にしようにも一致だいちのちからがあり、襷で強引に耐えても先制技のしんくうはで突破される。
変化技もあくび、めいそう、つきのひかりと強力なものが揃っており、ラッキー等の遂行手段に乏しい受けポケモンでは積みの起点にされる恐れもある。
対策方法
原種と同じく多弱点かつ鈍足なので、上からの一致技が有効。特殊耐久が下がっているので特殊技ならなおよい。
特殊面の技レパートリーが狭く、アーマーガアふゆうドータクンなどは原種に引き続き有効。ボディプレスで遂行できる。
ブラッドムーンは連続で選択できないため、こだわりトリックで機能停止できる。めいそうなどの使用も抑制できる。ただしこだわりメガネを渡すのは厳禁。
またチョッキ持ちの場合を考慮して、トリック/すりかえ使用者には攻撃技も入れること。
アンコールはその後の展開次第では有利にならないことがあるので、考えなしに撃つのは避けたい。
+  アンコールについて
+  対抗策の一例
+  対策ポケモンの一例

外部リンク [編集]