イダイトウ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

イダイトウ [編集]

No.0902 タイプ:みず/ゴースト
通常特性:すいすい(天気が雨の時に素早さが2倍になる)※バスラオ(白)のとき「びびり」
     てきおうりょく(タイプ一致による威力の補正が1.5倍から2倍になる)
隠れ特性:かたやぶり(相手の特性を無視して技を出せる)
体重:110.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
進化前後HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
イダイトウ♂
[適応力無補正252振り換算]
120112
[166]
6580
[123]
7578530すいすい/てきおうりょく/かたやぶり
イダイトウ♀
[適応力無補正252振り換算]
12092
[139]
65100
[150]
7578530すいすい/てきおうりょく/かたやぶり
バスラオ(白筋)
[適応力無補正252振り換算]
7092
[139]
6580
[123]
5598460びびり/てきおうりょく/かたやぶり
物理水HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
イダイトウ♂12011265807578530すいすい/てきおうりょく/かたやぶり
ギャラドス95125796010081540いかく/じしんかじょう
フローゼル85105558550115495すいすい/みずのベール
両刀水HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
イダイトウ♀12092651007578530すいすい/てきおうりょく/かたやぶり
Hダイケンキ90108801006585528げきりゅう/きれあじ
おはかまいりHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
イダイトウ♂12011265807578530すいすい/てきおうりょく/かたやぶり
ハカドッグ72101100509768488すなかき/もふもふ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)くさ/でんき/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/こおり/はがね/どく/むし
いまひとつ(1/4)---
こうかなしノーマル/かくとう

バスラオ(しろすじ)の進化系。現状ではブルンゲルが不在の為、固有タイプである。
♂♀で姿だけでなく攻撃面の種族値も異なり♂は物理、♀は特殊寄りの二刀流気質。
やや無駄になりやすい配分ではあるが合計値が高く、♀は火力指数に然程差が無いので、実際に両刀にすることも可能。
特性もいずれも攻撃的で、それぞれ素早さ、一致技の火力、一貫性を補強してくれる。特にてきおうりょくは一貫性の高いゴーストと相性抜群。

レジェンズアルセウスでは技範囲の狭さに悩まされたが、今作では大分改善されている。
♂はもろはのずつき、サイコファング、げきりん、おはかまいりとメインウェポン・サブウェポンともにそれなりに。
♀もなみのりやハイドロポンプを習得したことで一致技の心配は無くなったが、サブウェポンは引き続きこおり頼りである。
ちなみにイエッサンと異なり、技そのものは♂と♀とで変わらない。
進化するとしねんのずつき、こらえるは習得できなくなるので、採用予定の場合は一応注意。
総じて一致技に強めに依存するが、強力なアタッカーとしての活躍が期待出来る。

♂の持ち味は高威力の物理技による瞬間火力の高さ。
雨サポートを受けてのウェーブタックルはもちろん、準専用技のおはかまいりによりラスト1からの驚異的なまくりを見せる。
とはいえ、素の素早さは中速帯で、主力技にも反動があり、サポートなしでの殴り合いはダメージがかさみがち。
おはかまいりを十全に活かそうとすればラストでの運用が好ましいが、不利が重なっていると巻き返しきれなくなる。
全抜きを目指すには不安要素も大きいので、前2体で相手に満遍なく削りを入れてからスイーパーを務める、あるいは対面構築で採用したい。

♀は特殊技主体で、反動ダメージや構築上の制約といったクセがなく扱いやすい。
持ち前の多耐性とそれなりの耐久を生かしたサイクル戦で採用するならこちらに軍配が上がる。
♂のような大火力はなく、サブウエポンも氷くらいだが、適応力の乗った一致技だけでも等倍範囲は十分。
ただし自分より高火力の相手だと等倍でもダメージレースで押されてしまう危険があり、有利を取れない相手からは上手く逃がしてやる判断力が求められる。

耐久はHの高さからそれなりにはあるが、主力技が反動技で被弾回数が多くなる中速、
弱点も水・霊の弱点がそのまま残っているためそれなりに多いので場持ちはあまり良くない。
総じて、ポテンシャルは高くカスタマイズしがいのあるポケモンではあるが、
なにをやらせるかをはっきりさせておかないと中途半端になりがちである。

碧の仮面ではサイクル運用で便利なクイックターン、及びS補強手段としてスケイルショットを獲得。
また野生の白筋バスラオが生息しており、進化も問題なく可能。SV単体で入手できるようになった。



特性考察 [編集]

すいすい
雨下では素早さが倍。中速帯なので恩恵は大きく、抜き去れる相手が多岐に渡る。
あめふらしが希有な特性なため、禁止伝説を含めてもペリッパーニョロトノカイオーガしか居ない点は注意。
ダイマックス環境で無くなったことで天候を奪い返されるリスクが減少していることは追い風ではあるものの、アローラキュウコンの台頭もあり、フリーズドライに一貫性を取られてしまうことには留意したい。
てきおうりょく
一致技の倍率が1.5倍から2倍に変化。比較して通常の1.5倍から更に約1.33倍となり、いのちのたまを超す。
原種からゴーストが追加されたことでかなり使いやすくなり、♂は準専用技・おはかまいりにより威力も十分。
♀も雨パ以外であればシンプルに火力が上昇するこちらが優先される。
なお、テラスタル後はテラスタイプの威力が2倍、元から一致の場合は2.25倍に上昇。
代わりに元の一致補正についてはてきおうりょくが影響しなくなる点には注意。
特性コピーや書き換えには注意。トレース持ちは現時点でタイプ相性上有利なサーナイトしかいないが、相手にいたら警戒しよう。
かたやぶり
隠れ特性。相手の特性を貫通して攻撃できる。♀は数少ないかたやぶり特殊アタッカーでもある。
がんじょうを始め、行動機会の確保を特性に頼る相手に強く出られる。
ちょすいかんそうはだでテラスタル後の弱点を潰す相手にも。
ただしミミッキュは相手の方が素早く、こちらも抜群を取られるため不利。
他の二つの特性と比較して火力補強面は無いため、道具や味方からの補助を絡めて突破力の向上を図りたい。
本世代から登場したとくせいガードを持ったポケモンにはかたやぶりが適用されないので注意が必要。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力
[適応力]
命中効果解説
ウェーブタックル120(180)
[240]
100反動1/3一致技。反動は痛いが命中安定でとても強力。
オスのメイン技だがメスの特殊型でも可。
アクアブレイク85(127)
[170]
100防御↓20%一致技。安定性能。高めの耐久を削りたくない場合に。
LAでは覚えられたアクアテールはSVだと覚えられない。
たきのぼり80(120)
[160]
100怯み20%一致技。すいすいと絡めて追加効果狙い。ウェーブタックルと比較して火力は2/3。
アクアジェット40(60)
[80]
100優先度+1一致技。素早さは中速帯なのであると便利。
オスの場合、てきおうりょくならウインディのしんそくとほぼ同等の火力に。
クイックターン60(90)
[120]
100交代攻撃しつつ撤退。対面操作に。メスでも有用。
おはかまいり50(75)~
[100]~
100-一致技。通常時は低威力だがまだ扱いやすい。
味方が瀕死になった回数×50威力が上昇する。
1体でも味方が瀕死になった後であればゴーストダイブより威力は上回る。タマゴ技。
ゴーストダイブ90(135)
[180]
100溜め攻撃最初から威力がそれなりだが癖が強い。
かげうちと碧の仮面で追加されたポルターガイストは覚えない。
スケイルショット25*2~590防御↓素早さ↑最速にS+1でぴったりドラパルト抜き。
Bは下がるので先制技に注意。
もろはのずつき15080反動1/2高威力だが反動が痛い。覚える岩技はこれだけ。
こおりのキバ6595凍り10%
怯み10%
ほぼガブリアスピンポイント。ランドロスは水技でよい。
サイコファング85100壁破壊対毒闘。Hジュナイパーなどに。基本的には追加効果目当て。
かみくだく80100防御↓20%対霊超。あくタイプにテラスタルしない限りは基本候補外。
ギガインパクト15090-水技とあわせて全18タイプに等倍以上。
すてみタックル120100反動1/3同上。使用後もすぐ行動できる。
がむしゃら-100-相手の現HP-自分の現HP分のダメージを与える。
うまくいけばアクアジェットの射程範囲に入れられる。
特殊技タイプ威力
[適応力]
命中効果解説
ハイドロポンプ110(165)
[220]
80-タイプ一致技。高威力・命中不安。
メスのメインウェポンだがこの威力ならオスでも可。
なみのり90(135)
[180]
100-タイプ一致技。安定性能。
ダブルバトルでは、工夫をしないと味方にも負荷をかける。
ひやみず50(75)
[100]
100攻撃↓100%タイプ一致技。おにびは覚えないので防御を補うのに頼りになる。
てきおうりょくなら威力100で確定攻撃ダウンとそれなりに強力な性能に。
シャドーボール80(120)
[160]
100特防↓20%一致技。安定性能。かたやぶりならぼうだん貫通。
たたりめ65/130
(97/195)
[130/260]
100相手状態異常で
威力2倍
一致技。状態異常とあわせれば特大ダメージを狙える。
自身は状態異常技を覚えないので味方との連携が必須。
れいとうビーム90100凍り10%対草竜。水タイプ定番のサブウェポン。
ふぶき11070凍り10%命中不安だが火力を求める場合に。帯などならオスでも可。
雪で必中なので、相手がアローラキュウコンを出していたら利用するのも手。
こごえるかぜ5595素早↓100%ダブル向け。追加効果が優秀。
マッドショット5595素早↓100%対電気。これもサポート用気味。
はかいこうせん15090-Hダイケンキ等への最高打点。
テラバースト80<120>
[160]
100-テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
こうそくいどう-自身の素早さを2段階上げる。すいすい以外での素早さ補強に。
あまごい-天候を雨に変える。すいすいなら攻撃面と素早さを一気に補強できる。
こらえる-必ずHP1で耐え、次ターンにがむしゃらに繋げられる。バスラオの時しか習得できないので注意。
みずびたし100相手を水単タイプに変えることで無理矢理ゴースト技の一貫を作れる。テラスタル相手には無効。
ねむる-唯一の回復技。毒や麻痺も打ち消せるが、隙に注意。
あやしいひかり100命中安定の混乱技。苦手な相手の誤魔化しに。イダイトウが覚えるバステ技はこれしかない。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
ウェーブタックル
アクアブレイク
アクアジェット
クイックターン
ハイドロポンプ
なみのり
一致技強化。但してきおうりょくだと伸びは良くない。
おはかまいり
シャドーボール
たたりめ
テラバースト
一致技強化。一貫性を伸ばすなら。
オスでは試合序盤の一致技の威力が微妙なのでテラバーストと両採用も可。
こおりのキバ
れいとうビーム
ふぶき
こごえるかぜ
テラバースト
一致技と氷の補完の良さは言わずもがな。ただし耐性はだいぶ悪化する。
オスの場合物理技が低威力なのでテラバースト採用もあり。
テラバースト対悪。一致技を両方半減するチオンジェンや4倍のドドゲザンへの打点確保。
テラバースト対草・虫・炎・鋼。元の一致技+炎の範囲は強力。
テラバースト対ドラゴン・悪・格闘。一致技の補完としてもそこそこ優秀。悪にも有利になる。
テラバースト岩地への打点を保ちつつ水に切り返せる。どちらかと言えばメス用。
ギガインパクト
からげんき
はかいこうせん
テラバースト
弱点のゴーストを無効に。ノーマルの特殊技はテラバースト以外行動固定のものしかない。
もろはのずつき
テラバースト
実はオスの通常時の最大火力がこれ。その分反動が凄まじく痛い。
どうしても反動が嫌ならテラバースト採用で。
マッドショット
テラバースト
弱点の電気を無効化するが草が一貫する。攻撃範囲も水と被りがち。
サイコファング
テラバースト
物理型のオスなら壁構築相手に刺さるが、特殊型のメスとは相性が悪い。
テラバースト弱点を全て等倍か半減に抑えるが、元々得意だった相手が苦手になりやすい。
かみくだく
テラバースト
霊・悪に耐性を得るが水が通りにくい悪が相手の場合は厳しい。
げきりん
スケイルショット
テラバースト
草・電気に耐性を得る。炎と水の耐性も維持。行動回数確保用途に。
げきりんのリスク的に物理ドラゴン技を使うならスケイルショット推奨。
+  採用率の低いテラスタル

型考察 [編集]

オスのすがた [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:すいすい/てきおうりょく/かたやぶり
性格:いじっぱり/ようき/むじゃき/やんちゃ/ゆうかん
努力値:AS252 HP素早さ調整orA252 残り耐久調整
持ち物:いのちのたま/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/ラムのみ/たつじんのおび/パワフルハーブ
確定技:ウェーブタックル
優先技:アクアジェット
物理技:おはかまいり/ゴーストダイブ/クイックターン/こおりのキバ/もろはのずつき/サイコファング/げきりん/がむしゃら/テラバースト
特殊技:ハイドロポンプ/ふぶきorれいとうビーム/マッドショット

オスの物理寄りの種族値に沿った、高威力技ウェーブタックルを主軸とした物理アタッカー型。
氷技で草やドラゴンへの打点も補完できる。
おはかまいりは素の威力が心許ないので、気になるならテラバーストと両立するのも手。

メスのすがた [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

特性:すいすい/てきおうりょく/かたやぶり
性格:ひかえめ/おくびょう/むじゃき/うっかりや/れいせい
努力値:CS252 HP素早さ調整orA252 残り耐久調整
持ち物:いのちのたま/こだわりメガネ/こだわりスカーフ/ラムのみ/たつじんのおび/きあいのタスキ
確定技:ハイドロポンプorなみのり/シャドーボール
優先技:アクアジェット/ふぶきorれいとうビームorこごえるかぜ
特殊技:マッドショット/テラバースト
物理技:ウェーブタックル/おはかまいり/サイコファング/もろはのずつき/げきりん/がむしゃら

メスの種族値は特攻の方が高いが、攻撃との差は然程無く、一致技については物理の方が癖が強い代わりに威力が高い傾向がある。
最大指数については物理技の方が高くなるが、特殊は構成における位置に自由がきいたり、反動が無かったりと融通がきく。
オスの存在を意識するなら基本は特殊に寄らせつつも、役割や目的、仮想敵に応じて物理技も採用した方がバランスを活用しやすい。

火力指数とは別に、抜群で入る相手の耐久指数はみずは特殊、ゴーストは物理の方が低くなりがちな為、そちらを考慮して採用する技を選ぶのも視野。
サブウェポンについては補完の優秀なこおりを優先にしつつ選択していくとよいだろう。


対イダイトウ [編集]

注意すべき点
てきおうりょくにより一致技の火力指数がかなりハイレベル。
特にゴーストは等倍範囲が広い上、おはかまいりを覚えるためゴリ押しされがち。
雨パの場合はすいすいで素早さを補強してくることもあり、みず技については雨補正でてきおうりょく+無天候以上のものに。
かといって特性で受けようにもかたやぶりだと受けられず、特性を見極め損ねると大打撃を受けてしまう。
対策方法
変化技は貧弱そのもの。基本的にアタッカー以外の運用を為されることはまず無い。
♀は両刀で運用されると搦め手による受けが利きづらいが、♂については麻痺・火傷にしてしまえば概ねは対処可能。
物理アタッカー気質の種族値なのでイカサマも刺さりやすい。
性別を問わず、突破力の大半は特性に依存するので特性を無効化してしまえば、まず脅威とはならなくなる。

覚える技 [編集]

レベルアップ [編集]

LA威力命中タイプ分類PP備考
バスラオイダイトウ
11たいあたり40100ノーマル物理30
11アクアジェット40100みず物理20

遺伝 [編集]

性別♂:♀=1:1
進化条件バスラオ白(累計反動ダメージ294以上)→イダイトウ
亜種バスラオ(あかすじ/あおすじ)
備考習得できる対象技はウェーブタックルかすてみタックル。ひんしになるとリセット。