トドロクツキ [編集]
No.1005 タイプ:ドラゴン/あく 特性:こだいかっせい(天気が晴れの間、またはブーストエナジーを持って場に出てから交代するまで、一番高い能力が上がる) 体重:380.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
パラドックスポケモンの一角。
外見はメガボーマンダに似ているが、タイプはサザンドラと同じドラゴン×あく。
590という高い合計種族値を持ち、しかも特攻を削った無駄のない配分。
特攻を除いた実質的な合計種族値は535もあり、これは禁止級やケッキングなどのデメリット特性持ちを除けば過去最高の数値である。
物理アタッカーとして火力・耐久・素早さの全てが高水準でまとまっており、こだいかっせいやりゅうのまいで更なる補強も可能。
多弱点・多耐性、はねやすめも覚えるためサイクルで活躍させてもいいが、上述の通りブーストエナジーやりゅうのまいを積んだエース運用が主。
特にひこうテラス+アクロバットはパラドックス解禁以降、トドロクツキのメジャーな型として定着している。
欠点としてはやはり4倍弱点を持つピーキーな耐性。味方とのサイクルやテラスタルでカバーしていきたい。
またHPは高いものの物理耐久はやや不安が残る。自身は先制技を覚えず、積んだ後でも高火力の先制技に縛られやすい点には注意。
カイリューのノーマルテラスしんそくや、弱点をとられるこおりのつぶて・マッハパンチなどは致命傷である。
碧の仮面ではたきおとす、ほえるを習得。
はたきおとすは最初の一発に限りじごくづきを威力で上回る。使いやすいメインウェポンを得たことでトドロクツキ自体の使用率も上昇傾向にある。
特性考察 [編集]
- こだいかっせい
- 基本仕様
- 隠れ特性や第2特性は存在せず、これのみ。
場がひざしがつよい状態であるか、持ち物がブーストエナジーである時に、HP以外の一番高い能力に補正がかかる。
両方の条件を同時に満たしても天候による発動が優先され、一度に2回発動することはない。
補正倍率は攻撃、防御、特攻、特防の場合は1.3倍、素早さのみ1.5倍。ランク補正ではないのでてんねんの影響を受けない。
実数値が最高値になるものが2つ以上ある場合、優先度がA>B>C>D>Sで設定されており、優先度の高い能力が補正対象になる。(例:AとSが最高値ならAが上昇)
ブーストエナジーは消費アイテム扱いなので、一度発動した後に引っ込んでもう一度場に出ても再発動できない。
ただし発動トリガーは天候が優先されるため、ひざしがつよい状態で繰り出せば天候が変わるまでブーストエナジーは消費されない。
トレース・なりきりによる特性コピーや、スキルスワップによる特性の入れ替えはできない。Ver.3.0.0で特性の書き換えや無効化は可能になった。
またこの特性を持つポケモンにトリックなどでブーストエナジーを渡したり奪うことはできないので注意。特性が書き換え・無効化を受けている場合も同様。 - 個別考察
- トドロクツキの場合は特攻以外の全能力を対象にできる。
6V前提で攻撃以外を上げる場合、攻撃は極振り不可能。
たとえば、ようき最速(実数値188)で素早さを上げたい場合、攻撃は220振り(実数値187)まで。
防御に至ってはずぶといB252+A個体値9以下+S個体値18以下のみ可能で、当然ながら実用性は皆無。
なお攻撃をブーストする場合でも、特性発動時にランク変動の影響を受け、かつ発動タイミングがいかくより遅いため、
鉢合わせると意図しない能力(主に素早さ)がブーストされる可能性があることには気を付けたい。
技考察 [編集]
採用率の低い技 |
テラスタル考察 [編集]
タイプ | 主な技 | 解説 | |
---|---|---|---|
悪 | かみくだく じごくづき くらいつく はたきおとす | 一致技の強化。4倍弱点が2倍に下がるのと引き換えに、 失う竜タイプ由来の耐性はいずれもメジャーなので要状況判断。 | |
竜 | げきりん ドラゴンクロー スケイルショット | 一致技の強化。特性込みの竜テラスげきりんの火力は絶大だが、要フェアリー対策。 消える悪タイプ由来の耐性・弱点はどちらもメジャーなので要状況判断。 | |
炎 | ほのおのキバ テラバースト | フェアリー・氷・虫に切り返しつつ草や鋼に刺せ、ついでにやけどを無効。 他のテラスタイプでは止められやすいアーマーガアにも刺さる。 ダブルならこだいかっせいを活かした晴れパのエースとしての活躍も見込める。 道具がフリーになるほか、コータス等相性の良い相方との組み合わせが強力。 テラスタルする頻度が高いのならほのおのキバではなくテラバースト採用も。 | |
地 | じしん じだんだ | 氷が一貫するが、弱点を突ける範囲が広がる、攻撃面重視のテラスタル。 | |
飛 | アクロバット テラバースト | ブーストエナジーが消費型であることを生かし、アクロバットを主軸に添えたテラスタル。 自身の悪タイプや相性補完に優れた鋼テラス読みで出された格闘を返り討ちにできるのも強み。 ついでに虫も返り討ちに。 悪テラスじごくづきより火力が出せるが、ブーストエナジーを使用した時点で警戒されやすい点に注意。 | |
毒 | テラバースト | 対フェアリー。虫と格闘も半減、弱点化するエスパーは元タイプゆえ呼ばない。 耐性面重視のテラスタル。 | |
鋼 | アイアンヘッド | 苦手なフェアリー・ドラゴンなどに強くなるが、格闘には一貫して弱い。 元タイプが強く呼び込む妖、フェアリーテラスタル持ちに切り返せる。 強力だが自分より速いor先制技持ちの格闘(テクニシャンキノガッサ等)を呼ぶ。 | |
電 | かみなりのキバ テラバースト | 耐性がガラリと変わり、弱点は地面のみに。テツノツツミ等の対水を意識するなら。 | |
霊 | シャドークロー | 格闘を透かせる。攻撃面は悪とかぶる一方、耐性面は悪と逆になる。 | |
妖 | テラバースト | 対格闘、ドラゴン。虫も半減し、他は等倍となる。悪耐性も失わない。 | |
ステラ | テラバースト | タイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。 |
使用率・採用率の低いテラスタル |
型考察 [編集]
物理アタッカー型 [編集]
特性:こだいかっせい
性格:ようき/いじっぱり
努力値:ABS調整
持ち物:ブーストエナジー/いのちのたま
確定技:かみくだくorじごくづきorくらいつくorはたきおとす
攻撃技:げきりんorスケイルショット/アイアンヘッド/アクロバット/じしん/かわらわり/とんぼがえり
変化技:りゅうのまい/はねやすめ/ちょうはつ/みがわり
高い攻撃力を活かした全抜き型。
努力値は素の火力を重視してASに振り切ってもいいが、先制技等を耐えるためにASをりゅうのまいで補ってBに厚く振るなど、目的に応じて柔軟な調整が可能。
テラスタイプは4倍弱点であるフェアリー対策ではがねか、威力110+命中100のアクロバットを打てるひこうが主流。
その他やけど無効のほのお、一致技を強化するドラゴンかあくが候補に入る。
こだいかっせいによるSブースト調整については特性考察の項を参照。
物理アタッカー型(飛行テラスタル採用) [編集]
特性:こだいかっせい
性格:ようき
努力値:H36 A220 S252 / H4 A220 B28 D4 S252
持ち物:ブーストエナジー
確定技:アクロバット/はたきおとす
優先技:げきりんorスケイルショット/じしん/アイアンヘッド/りゅうのまい
選択技:かわらわり/とんぼがえり/はねやすめ/ちょうはつ/みがわり
テラスタイプ:ひこう
ブーストエナジーで素早さが上昇するように調整。アイテム使用に伴いアクロバットの威力も2倍になる。
物理アタッカー型(鋼テラスタル採用) [編集]
特性:こだいかっせい
性格:いじっぱり
努力値:H4 A252 S252
持ち物:こだわりスカーフ/こだわりハチマキ
確定技:アイアンヘッド/げきりん
優先技:はたきおとす/じしん/とんぼがえり
選択技:かわらわり/いわなだれ
テラスタイプ:はがね
こだわりスカーフを使う高速アタッカー型。
ブーストエナジーを他のパラドックスポケモンに持たせることもでき構築の自由度も増す。
相性考察 [編集]
サザンドラ同様にはがね×ゴースト複合のサーフゴーと相性が良い。こちらは地面が一貫する点を忘れずに。
あちらは特殊アタッカーで、特性おうごんのからだ+おんみつマントで火傷などの状態異常を無効にできる。
対トドロクツキ [編集]
- 注意すべき点
- パラドックスポケモンの中でも特に高い攻撃と素早さ、無駄のない種族値と完成されたアタッカー。
こだいかっせい発動後はさらに能力が高くなる。
一致ドラゴン技、悪技、ブーストエナジー消費時のアクロバットはかなりの威力である。はたきおとすの火力も随一。
おまけに特防もかなり高く、はねやすめも覚えるので、生半可な特殊アタッカーは起点にされてしまう。
- 対策方法
- 主にあくの一貫を切ることが重要。
また物理耐久が低めなので、高物理耐久の格闘タイプなら有利を取りやすい。
Cが非常に低く特殊技を搭載していないor火力が出ないので、特殊方面を気にせず物理受けを繰り出しやすい。
またブーストエナジー持ちのパラドックスポケモンであれば場に出た後すぐに持ち物が消費されるためある程度はたきおとすの威力を抑えられる。対策ポケモンの例