ハルクジラ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ハルクジラ [編集]

No.0975 タイプ:こおり
通常特性:あついしぼう(ほのおタイプとこおりタイプの攻撃技のダメージを半減する)
     ゆきかき(天気が「ゆき」の時、素早さが2倍になる・あられのダメージを受けない)
隠れ特性:ちからずく(一部の技の追加効果が無くなり、威力が1.3倍になる)
体重  :700.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
高耐久単氷HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ハルクジラ17011365455573521あついしぼう/ゆきかき/ちからずく
クレベース95117184444628514マイペース/アイスボディ/がんじょう
ブリザポス1001451306511030580しろのいななき
ゆきかきHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ハルクジラ17011365455573521あついしぼう/ゆきかき/ちからずく
ツンベアー9513080708050505ゆきがくれ/ゆきかき/すいすい
Aサンドパン75100120256565450ゆきがくれ/ゆきかき

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/かくとう/いわ/はがね
いまひとつ(1/2)こおり
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

特性「あついしぼう」の場合、ほのお等倍、こおり1/4倍


第九世代で登場した単こおりタイプのポケモン。
こおりタイプでは最高のHPを持つが、防御・特防が低く、実際の耐久指数はガブリアスと同等程度。
低くはないが数値受けできるほどでもなく、耐性が脆弱な単氷タイプということもあって耐久性能は微妙。
ただし、物理方面は新天候「雪」の恩恵によって強化可能であり、「ドわすれ」も覚えるためフォローは可能。

攻撃種族値も113と高めで、加えてゆきかきちからずくとアタッカー向きの特性を持つ。
ゆきかきとしては最速で、スカーフ109族まで抜ける。
ちからずくの場合は「つららおとし」が威力110相当になり一致技の威力不足を補える。
サブウエポンも「アクアブレイク」「じしん」「ばかぢから」等、氷と相性補完に優れた技も備えているなど、アタッカーとしての適性は高い。

しかし「ゆきかき」では一致技の威力が、「ちからずく」では素早さが物足りない。
物理エースとして活躍するには、積み技のはらだいこや新要素のテラスタルを上手く利用する必要があるだろう。
氷タイプ以外にテラスタルすると、上記の雪による防御上昇効果が得られない点は留意。

同タイプの受けポケモンではクレベースゆきかきではツンベアーアローラサンドパンがライバルとなるが、
攻撃性能と耐久を両立しているなど特徴が異なるため差別化は不要。

なお、極めてHPが高い為、耐久調整の際はHPを10n-1や4n+1程度にとどめ、残りはBDに振る方が努力値効率が良い。



特性考察 [編集]

あついしぼう
ほのおこおりの攻撃技によるダメージを半減。こおりは元々半減なので、ほのおを等倍に抑え込むのが主目的。
正面から殴り勝てる相手が増えるが、それでも耐性はよくないので注意。
こおり以外のテラスタイプを選択する場合に弱点をカバーしたり半減以下に抑えたりできる。
アタッカーとして採用する場合は他の特性に劣るため、高HPを利用した受け型なら採用の余地がある。
更に、なかまづくりで対戦相手の戦術を撹乱させることも可能である。
しかし、トレースされると自身の氷技も半減されるので注意。
ゆきかき
雪下で素早さが倍になる。現環境で同特性を持つポケモンは他にツンベアーアローラサンドパンの2体。
未解禁を含めたすべてのゆきかき持ちの中で最速。調整して補正は攻撃にかけるような芸当も可能。
雪の間は物理防御力が1.5倍になるのもメリットであり、ゆきかき持ちではもっとも耐久力に秀でているため恩恵は大きい。
主力技の一角である「つららおとし」と相性が良く、怯みにワンチャンスを託せるようにもなる。
ゆきふらし持ちのアローラキュウコンや専用技「さむいギャグ」を習得したヤドキング&ガラルヤドキングとの相性補完は良好。
ちからずく
隠れ特性。追加効果を発生させなくする代わりに威力が上昇。適用技を使う際にいのちのたまの反動も消える仕様つき。
こおりタイプとして同特性を持つのは初であり、差別化にも有用。
特性が適用される場合の攻撃種族値は162相当。
物理アタッカーとしては珍しくメイン・サブの双方に適用される技があり、幅広く確定数を変えてくれる。
単純な制圧力ではゆきかきに劣るが、天候合戦に左右されないのは利点となる。
また、「はらだいこ」を積まずともそこそこの火力が出るため、交代も含めてより柔軟な戦略を取れるのも大きい。
あついしぼう型にも言えるが、ハルクジラ→ゆきかき型というイメージも強いので、そこに対策してくる相手の虚を突く事もできる。
高火力氷物理アタッカーとしてみるとパオジアンの存在が気になるところ。
向こうと違い4倍弱点がないことや、水、鋼、フェアリー、地面など向こうが持っていないサブウェポンで差別化を図りたい。
なお、最速スカーフで最速パオジアンと同速。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力
[力尽く]
命中効果解説
アイススピナー80(120)100フィールド破壊タイプ一致技。性能安定。フィールド対策にも有用。
つららおとし85(127)
[165]
90怯み30%タイプ一致技。ちからずくの場合のメインウェポンその1。
ゆきかきでも怯みを狙えるので有力だが、やや命中不安。タマゴ技。
れいとうパンチ75(112)
[145]
100凍り10%タイプ一致技。ちからずくの場合のメインウェポンその2。
安定性を選ぶならこちら。
こおりのつぶて40(60)100優先度+1タイプ一致技。はらだいこやテラスタルと相性が良い。
どの特性でも優先度が高いが、いのちのたまのダメージを受けるのには注意。
つららばり25(37)*2~5100-タイプ一致技。タスキやみがわりの対策に。
安定した火力を出すには道具によるサポートが欲しい。
アクアブレイク85
[110]
100防御↓20%ちからずくの場合のサブウェポン。
氷との相性補完は良いが、じしんとは範囲が被り気味。
じしん100100-対炎・岩・鋼。氷との相性補完に優れたサブウェポン。
10まんばりき9595-同上。グラスフィールドやダブルバトルを意識するのならこちら。
じゃれつく90
[117]
90攻撃↓10%対闘・悪。ちからずく対象だが氷と範囲は被る。
ばかぢから120100攻撃・防御↓高威力・広範囲だが、居座りには向かない。タマゴ技。インファイトは覚えない。
仮想敵はバンギラスふゆう+鋼テラスタルを組み合わせてくるサザンドラなど。
はたきおとす65/97100道具排除対霊超。ラウドボーンイダイトウに。追加効果が優秀。
ヘビーボンバー40~120100体重依存現環境の一般フェアリーすべてに最大火力を出せる。
「ちいさくなる」使用相手に必中&威力2倍。
特殊技タイプ威力
[力尽く]
命中効果解説
テラバースト80<120>100-テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
ゆきげしき-ゆきかきの場合、B↑S↑↑の積み技感覚で使える。
はらだいこ-ゆきかきと合わせれば全抜きも狙えるが、高HPが半分になってしまう。
物理相手なら、雪と合わせて積む隙を作れる可能性がある。タマゴ技。
ツンベアーAサンドパンと違い、つるぎのまいは覚えない。
のろい-体力を削らずに物理攻撃と防御を補強できる。後攻前提なら。
あくび-流し技。起点作りに。
+  採用率の低い技

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
アイススピナー
こおりのつぶて
つららおとし
ゆきなだれ
一致補正が2倍に。雪の恩恵も継続する。
こおりのつぶてが実質威力80になり、はらだいこを積めるとかなりの威力になる。
テラバースト受けに来る水タイプに。氷技と合わせて通りが良い。
ゆきかき型の場合、麻痺無効も有り難い。
のしかかり
からげんき
すてみタックル
格闘が一貫する。
テラバースト苦手な炎・鋼に強くなるが、岩には一貫して弱い。火傷無効のメリットもある。
あついしぼうは耐性が被るので、ほかの特性で。
アクアブレイク
ひやみず
苦手な炎・鋼に強くなる。氷技との相性は良好。
あついしぼうは耐性が被るので、ほかの特性で。
テラバースト粉技に耐性を得る。弱点は多いが、あついしぼうで弱点が3つになる。
ばかぢから
テラバースト
対岩・鋼。
テラバースト格闘半減。
じしん
じならし
じだんだ
補完技。あついしぼうで弱点が草・水になる。
テラバースト格闘半減。岩が一貫する。あついしぼうなら弱点が電気・岩になる。
テラバースト毒や格闘を仮想敵に据えるなら。ダブル向けか。
テラバースト炎と岩が一貫する。あついしぼうなら炎等倍。
テラバースト対炎。格闘と鋼が一貫する。
テラバースト格闘無効。
テラバースト炎半減。元々氷技は撃たれないがドラゴンの相手はしにくくなる。
テラバーストいたずらごころ耐性の獲得。格闘が一貫する。
ヘビーボンバー
テラバースト
岩と鋼を半減するが、炎と格闘が一貫する。あついしぼうなら炎等倍。
じゃれつく
テラバースト
鋼が一貫する。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

ゆきかきアタッカー型 [編集]

特性:ゆきかき
性格:いじっぱり/ようき
努力値:AS252ベースで調整(はらだいこ+オボンのみ使用時はH4振り)
持ち物:いのちのたま/オボンのみ(はらだいこ用)/じゃくてんほけん/きあいのタスキ/ラムのみ/たつじんのおび/こだわりハチマキ/いかさまダイス
確定技:つららおとしorアイススピナーorつららばり
選択技:こおりのつぶて/じしん/アクアブレイク/ばかぢから/ヘビーボンバー/じゃれつく
変化技:はらだいこ/あくび/ゆきげしき

ゆきかきエースとしては素早さと耐久力が高く、雪のBアップと合わせて生存性は高い。
メインの一致技は追加効果の狙えるつららおとしと、命中安定のアイススピナーから選択。
氷との補完に優れるじしんもサブウェポンとして有用。

ゆきかき発動時の素早さは最速で274。最速レジエレキにはわずかに届かないが、スカーフ準速130族まで抜ける。
準速だと250で、こちらはスカーフ最速100族と同等。
基本はA特化の準速で良いが、高速スカーフ持ちを意識する場合は最速ベースにするのもありだろう。

A特化の火力はつららおとしで無振りドラパルト程度なら確1だが、H振りだと乱数に。
じしんで無振りドドゲザンに56~66.2%のダメージで確2と、物理エースとしてはかなり微妙な火力。
いのちのたまなどの持ち物による火力補強や、はらだいこによる積み、テラスタルによる突破力向上は積極的に組み込みたい。

雪時の物理耐久は無補正A252ガブリアスのげきりんを確定3発に抑えるほど。
強化アイテム持ちや一致テラスタル以外の物理技なら、一致弱点を突かれても基本的には耐える。
等倍物理なら対面ではらだいこを積む余裕も十分見出せるレベルである。

はらだいこ時の火力はB特化アーマーガアをつららおとしで高乱数1発。
じしんでH振りマリルリも確1と等倍で大半の相手が落ちるようになり、エースとして申し分ない火力に。

ちからずくアタッカー型 [編集]

特性:ちからずく
性格:いじっぱり/ようき
努力値:AS252ベースで調整
持ち物:いのちのたま/オボンのみ/じゃくてんほけん/きあいのタスキ/ラムのみ/たつじんのおび/こだわりハチマキ
確定技:つららおとしorれいとうパンチ
優先技:こおりのつぶて/アクアブレイク
選択攻撃技:じしん/ばかぢから/ヘビーボンバー/じゃれつく/テラバースト
選択変化技:あくび

ちからずくと相性の良い技を中心に戦う。
ゆきかきと違って相手に追い抜かれるリスクが高い為、こおりのつぶてもほぼ必須。
相性補完としても優秀なアクアブレイクも優先度が高いだろう。

最速にすればキノガッサや準速サーフゴーといった苦手な相手を抜けるので、極力素早さは伸ばし切ってしまいたい。

あついしぼう受け型 [編集]

特性:あついしぼう
性格:いじっぱり/わんぱく/しんちょう
努力値:A252 B252orD252
持ち物:オボンのみ/フィラのみ/じゃくてんほけん/ラムのみ/カゴのみ/とつげきチョッキ/じゃくてんほけん
確定技:つららおとしorアイススピナーorゆきなだれ
優先技:こおりのつぶて
選択攻撃技:アクアブレイク/じしん/ばかぢから/ヘビーボンバー/じゃれつく/テラバースト/こごえるかぜ/ひやみず
選択変化技:あくび/あまえる/のろい/ねむる

あついしぼうによる耐性を耐久振りで更に安定させた型。ゆきなだれが扱いやすい点が強み。
本来不利なテツノツツミテツノドクガにも勝てるようになる。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対ハルクジラ [編集]

注意すべき点
完成度の高い物理アタッカー。
つららばりやこおりのつぶてにより、タスキ持ちの相手に強い。
ゆきかきの場合は雪により素早さと物理耐久が強化され、はらだいこを決められると全抜きの恐れがある。
初ターンから高火力のちからずく型も存在する。
あついしぼう型は判別付きづらいが、ほのお技を等倍に抑えてくる。
対策方法
はらだいこを積まれる前に削りたい。
特殊技なら雪でも軽減されないが、雪がなければ物理技も通る。
重いのでけたぐりが有効。

外部リンク [編集]