ブロロローム - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ブロロローム [編集]

No.0966 タイプ:はがね/どく
通常特性:ぼうじん(天候によるダメージを受けない、粉系の技・特性「ほうし」を無効化)
隠れ特性:フィルター(効果抜群の時に受けるダメージを2倍から1.5倍に軽減する)※ブロロンのとき「スロースタート」
体重  :120.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
物理鋼HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ブロロローム8011990546790500ぼうじん/フィルター
テツノワダチ901121207270106570クォークチャージ
ドドゲザン100135120608550550まけんき/そうだいしょう/プレッシャー

ばつぐん(4倍)じめん
ばつぐん(2倍)ほのお
いまひとつ(1/2)ノーマル/ひこう/いわ/こおり/ドラゴン/はがね
いまひとつ(1/4)くさ/むし/フェアリー
こうかなしどく

※特性がフィルターの場合、じめん3倍、ほのお1.5倍


初のはがね×どく複合。弱点2に対して半減以下が10、1/4以下も4タイプと優秀な耐性を持つ。
ただし種族値は中速物理アタッカー気質であり、耐久指数は物理が中の上、特殊は控えめといったところでやや頼りない。
またメジャーなじめんが4倍、フィルターでも3倍と非常に痛く、全体的に相手による有利不利が激しい。

習得者が少ない優秀な積み技、ギアチェンジを覚えるのが大きな長所。
無補正無振りでも一度積むだけで最速148族、具体的にはザシアン(剣王)と同速。
禁止級を除くと上にはレジエレキマルマインリージョン含む)のみ。
禁止級を含めても黒馬バドレックスSデオキシスしかおらず、圧倒的なスピードを獲得できる。
耐性が前述の通り優秀、種族値もストリンダーよりは硬いので、相手を選べば積むチャンスも比較的作りやすい。

一方で、アタッカー気質にもかかわらず一致技の範囲がやたら狭いのは短所。
弱点を突けるのは僅か4タイプであり、同時に耐性を持つタイプこそ単タイプならはがねのみだが、複合でもカバーされやすい。
サブウェポンも少ない部類で、当初は威力不足のじならしが候補に入るほどだった。
現在は10まんばりき、やけっぱちを習得し、一致技との補完も良好で大分カバーされているが、引き続き如何に一貫性を得るかは課題となる。

専用技のホイールスピンは威力・命中ともに安定したはがね技。
ただし素早さが2段階低下する重いデメリットがあるため、ギアチェンジとの相性は悪い。
採用する場合はすてゼリフを活かして後続の無償降臨を狙う、ダブルでトリパに組み込むなどの工夫が求められる。



特性考察 [編集]

ぼうじん
天候ダメージと粉技、特性ほうしを無効化する。霰が廃止され、元々砂嵐は無効なので、主な対象は粉技。
くさを1/4に抑え込む耐性に、ねむりごなとキノコのほうしをシャットアウトすることでくさに非常に強くなれる。
一応、テラスタル後のタイプ次第では砂嵐無効が効果を発揮する場面もある。
かたやぶりで貫通されるが、粉技と両立できるポケモンはいない。
ただしリククラゲのきんしのちからには貫通され、キノコのほうしで眠らされるので注意。
フィルター
隠れ特性。弱点でのダメージを3/4に軽減。素の状態だとほのおは1.5倍、じめんは3倍になる。
何発も耐える耐久は無いので、基本は一発耐えてギアチェンジを積むための特性。
しかし特性込みでも不一致地面技や、一致特殊炎技を耐えるのは厳しい。
テラスタルすれば4倍弱点が消えるため、できれば併用して確実性を高めたいところ。
かたやぶりで貫通される点に注意。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ホイールスピン100(150)100素早さ↓↓タイプ一致専用技。ギアチェンジとの相性は悪い。
後攻ですてゼリフを放つ場合や、撃ち逃げ用などに。
アイアンヘッド80(120)100怯み30%威力は控えめだが、ギアチェンジと組み合わせれば怯みが狙える。
ヘビーボンバー40~120
(60~180)
100ちいさくなるに
必中&2倍
自身の体重は平凡。
ハードプレス100~1
(150~1)
100HP依存一致技。相手のHP割合に依存し威力変動。鋼版にぎりつぶす。
相手が満タン時の威力はアイアンヘッドを大きく超えるが不安定。
ダストシュート120(180)80毒30%メインウェポン。高威力だが命中不安。どくづきと選択。
どくづき80(120)100毒30%タイプ一致技。威力は下がるが命中安定。
10まんばりき9595-碧の仮面で新規習得した貴重なサブウェポン。
苦手な鋼・炎タイプや毒タイプに。じしんは覚えない。
じならし60100素早さ↓100%威力は控えめだが、追加効果は優秀。
やけっぱち75100技失敗時2倍呼ぶ鋼に非常に刺さる。毒技を無効化されると威力2倍。
うっぷんばらし75/150100能力低下ターン
威力2倍
能力を下げられた時に。威嚇を受けても有効。
相性補完としてはそこそこといったところ。
じばく200100自爆技自主退場用。だいばくはつは覚えない。
特殊技タイプ威力命中効果解説
オーバーヒート13090特攻↓↓防御>特防の鋼タイプ対策。
C↓68振りで無振りハッサム確1。C↓4振りでも50%の乱数1発。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
変化技タイプ命中解説
ギアチェンジ-S↑↑、A↑の優秀な積み技。ホイールスピンと相性が悪い。
最速で積むとブーストエナジーで補正のかかった最速テツノツツミを僅かに上回る。
でんじふゆう-じめんタイプ技対策。素早さはそこそこなので、先手を取れれば圧倒的有利に。
ただし技スペースが厳しいので、代わりに「シュカのみ」や「ふうせん」を持たせるのも手。
ちょうはつ100中速帯を抜きやすい程度の速さと、流し性能の高い耐性を持つため使いやすい。
すてゼリフ100サイクル戦や耐性を活かした起点作りなどに。
くろいきり-起点回避や積み技対策に。ホイールスピンとの相性は良いが、ギアチェンジとの相性は悪い。
ちょうはつと選択か。
どくどく必中弱点をつきにくいのでダメージソースの一つとして。起点回避にも。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
どくづき
ダストシュート
一致技の強化に。4倍弱点がなくなるので、フィルターで耐えやすくなる。
ホイールスピン
アイアンヘッド
基本的には毒と同じ。弱点の数は増えるが、耐性の数はこちらが勝る。
テラバースト4倍弱点の地面が無効に。最初のターンは透かしのチャンス。
ギアチェンジを無償で打てれば御の字。
やけっぱち
オーバーヒート
炎半減兼やけど対策。地面無効の鋼への攻撃手段にも。地面が一貫する。
10まんばりき
じならし
メインウェポンの毒・鋼と合わせて、
アーマーガアドータクンミミズズのような地面無効の鋼以外に等倍以上で攻撃できる。
ギアチェンジ前提で抜き性能を求める型になるため、技構成はほぼ固定。
テラバーストぼうじんを採用しないで相手が使う粉対策に。地面技が半減になるが、炎が一貫する。
テラバースト炎・水・電気半減。
テラバースト弱点である炎・地面双方に一致弱点をつく手段。
炎半減・地面等倍なのである程度の数値受けも可能になる。
じばく
ギガインパクト
のしかかり
からげんき
火力追求に。奇襲用として。
テラバースト環境に多いパオジアンイーユイに。
テラバーストゴーストエスパー
どろぼう
うっぷんばらし
ゴーストエスパーいたずらごころによる変化技を無効化する。
テラバーストみず。麻痺対策にもなるが、地面が一貫する。
テラバーストじめん。炎が一貫する。
テラバーストほのお。地面が一貫する。
しねんのずつきイダイナキバ
テラバースト炎が一貫する。技の通りも悪く、優先度は低い。
テラバースト悪くはないが、役割対象が不明瞭。
ステラテラバースト耐性を維持しつつ火力を強化したい場合に。じばくを併用した際に融通が利きやすい。
ただしサブウェポンが貧弱な点では相性が悪い。

型考察 [編集]

アタッカー型 [編集]

特性:ぼうじん/フィルター
性格:いじっぱり/ようき
努力値:HA252 or AS252 or A252 S調整 残り耐久
持ち物:ふうせん/ラムのみ/いのちのたま/シュカのみ/じゃくてんほけん
確定技:ギアチェンジ/アイアンヘッド
選択攻撃技:ダストシュートorどくづき/10まんばりき/テラバースト/やけっぱち/じばく
選択補助技:すてゼリフ/ちょうはつ
テラスタイプ:はがね/どく/ひこう/ほのお/みず etc

遅い相手にはそのまま殴り、速い相手にはギアチェンジで上を取ってから殴るという形。
無振りでもギアチェンジ1回でレジエレキマルマインHマルマイン以外のポケモンを抜かせる。
一方、最速で積むとSがブーストした最速ハバタクカミやスカーフパオジアンを抜けるため、ようきでの採用も一考の余地あり。
攻撃1段階上昇+ダストシュートでH振りのウォッシュロトムが乱1。
アイアンヘッドの怯みも期待できるため、ハマれば大暴れするだけの性能は持っている。

得意不得意がハッキリしたタイプなので積む機会は作りやすい。
ただし攻撃範囲が狭く弱点を突きづらいため、エースとするには難がある点に注意。
突破困難な相手にはじばくで強行突破するのも手。

物理受け型 [編集]

特性:ぼうじん/フィルター
性格:わんぱく
努力値:H252orH172(16n+1調整) S調整 残りB
持ち物:くろいヘドロ/たべのこし/ラムのみ/シュカのみ/オボンのみ
選択攻撃技:ホイールスピンorアイアンヘッド/どくづきorダストシュート/オーバーヒートorやけっぱち
選択補助技:すてゼリフ/てっぺき/でんじふゆう/どくどく/ちょうはつ/まもる
テラスタイプ:はがね/どく/ひこうetc

稀有なタイプ相性を生かし、物理受けにした型。
B4パオジアンを無振りホイールスピンで確1にできるのが強み。
H244振りニンフィアもA92振りで確1。下記のA60振りでも81.25%で落とせる(98.5%~116.4%)。
ホイールスピンの使用後は、後攻すてゼリフによって安心してアタッカーに代われる。

無補正A60振りのどくづきにより、B4キノガッサを超高乱数1(99.3%~117.0%)。
ダストシュートならA無振りで一撃だが、命中不安がネックか。追加効果狙いのため、鋼技より使用頻度は多い。
最速キノガッサを抜くならS196振り、準速で十分ならS100振りが必要。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対ブロロローム [編集]

注意すべき点
鋼・毒という耐性に優れた組み合わせのポケモン。鋼タイプにしては素早さが高く、ギアチェンジで抜き性能を大きく高めてくる。
特性も粉技無効のぼうじんと役割破壊を耐えるフィルターとどちらも優秀。
防御型としてもどくどくやすてゼリフなどによる妨害性能が高い。
一致技が半減以下の鋼タイプに対してもオーバーヒート・じならしで突破を狙ってくる。
対策方法
基本的に上から地面技で叩くのが最も効果的。ガブリアス等ブロロロームより速いポケモンなどが効果的。
また物理アタッカーなのでおにびを撃てば止まる。
かたやぶりオノノクスフィルターを貫通して倒すのもよい。
特殊耐久の低さを突いて特殊アタッカーで攻めるのもあり。高威力技の多い炎なら特に有効。

外部リンク [編集]