ブリムオン - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ブリムオン [編集]

No.0858 タイプ:エスパー/フェアリー
特性:いやしのこころ(味方の状態異常が毎ターン終了時に1/3の確率で回復する。自身は適用されずダブル専用。)
   きけんよち(自分が場に出た時かこの特性を得た時、相手が弱点タイプの攻撃技または一撃必殺技を覚えているかどうかが分かる。)
隠れ特性:マジックミラー(マジックコートが有効な技を跳ね返す。)
体重:5.1kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
同複合HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ブリムオン57909513610329510いやしのこころ/きけんよち/マジックミラー
サーナイト68656512511580518シンクロ/トレース/テレパシー
サケブシッポ115659965115111570こだいかっせい
鈍足トリル始動役HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ブリムオン57909513610329510いやしのこころ/きけんよち/マジックミラー
ランクルス11065751258530490ぼうじん/マジックガード/さいせいりょく
ドータクン67891167911633500たいねつ/ふゆう/ヘヴィメタル
マジックミラーHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ブリムオン57909513610329510いやしのこころ/きけんよち/マジックミラー
エーフィ65656013095110525シンクロ/マジックミラー

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ゴースト/はがね/どく
いまひとつ(1/2)エスパー
いまひとつ(1/4)かくとう
こうかなしドラゴン

第八世代出身のエスパー×フェアリー。同複合としては珍しい鈍足重火力型。
攻撃種族値もアタッカーとして最低限程度にはあり範囲も揃っているが、特殊受け相手にもサイコショックを覚えるため、
現状では虚をつく以外の目的ではあまり使われない。

火力も高いが、最大の個性は隠れ特性のマジックミラー。ちょうはつやふきとばし等をスルーして変化技を使用できる。
変化技による誤魔化しへ頼る耐久型を詰ませることが容易で、同特性持ちでは最も安定した耐久・耐性を持つ点も好相性。
素早さが低いのもトリックルームでは優位点となり、始動役兼エースとして自己完結している点も高評価。

防御・特防はそれなりに高いがHPの低さが足を引っ張り、実質的な耐久は並程度。
ギギギアル不在は追い風だが、いかさまダイスの登場で連続技が一定以上の火力を保障するようになっている。
また新顔のリククラゲきんしのちからで特性を貫通してキノコのほうしやちょうはつを撃ってくる。
優先度が同じ技の場合は後手に回るデメリットも、優先度が-7のトリックルームでは無いも同然。
構成にいた時点でトリックルーム展開が難しくなる難敵となる。

第九世代ではりんしょう、マジックルームを没収された。
わざマシン消滅により使用者が大幅に減少したマジカルフレイムはタマゴ技で引き続き習得可能。
一方でリフレクター、ミストフィールド、サイコフィールド、トリックを新規習得。
DLCではミストバースト、ワイドフォースを再習得。

輝石テブリムについての考察はノートにあります。



特性考察 [編集]

いやしのこころ
ダブル専用。味方の状態異常を30%の確率で治す。自分のものは治せない。
状況が限定的かつ確率も低く、基本的にはマジックミラーを優先すべき。
ブリムオン自身を積みエースとし、すてゼリフ使いを意識するなら候補か。
きけんよち
弱点技や一撃必殺技の有無を判定できる。
主にサブウェポンの有無を確認するための特性であり、発動した場合は情報アドバンテージを得られる。
しかし鈍足であるため控えのポケモンに交代する選択肢ができるくらいで、特別有利になるわけではない。
上と同じくマジックミラーを捨ててまで選択する価値は見出し難い。
スキルスワップで敵に押し付ける前提か。
マジックミラー
隠れ特性。ほとんどの変化技を跳ね返すことができる非常に強力な特性。ブリムオンの採用理由にもなるため基本的にはこれ。
状態異常頼みのポケモンを封殺できるだけでなく、ステロやあくび等を後出しから跳ね返したり、ダブルでちょうはつを気にせずトリックルームを始動したりと用途は様々。
ただし、すてゼリフを跳ね返すとこちらが強制交代となり居座りが通せなくなるのでその使い手は覚えておきたい。
かたやぶりや類似効果には貫通されるため、デカヌチャンのステルスロックやリククラゲの変化技等は許してしまい、相手にトレースされるとこちらの変化技も通らなくなるので注意しよう。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
ワイドフォース80/120
(120/180)
100PF時威力1.5倍
相手2体攻撃
タイプ一致技。PF時に威力増加+相手全体攻撃に。
特にサイコメイカーイエッサンと並べると非常に強力。
サイコキネシス90(135)100特防↓10%タイプ一致技。安定したメインウェポン。
サイコショック80(120)100-タイプ一致技。特殊受け対策。
サイコノイズ75(112)1002ターン回復封じタイプ一致技。威力は控えめだが相手の回復動作を封じられる上にみがわり貫通。
のどスプレーと併用可能。
アシストパワー20(30)〜100-タイプ一致技。能力上昇で威力上昇。
積み技や味方からのバトンタッチとあわせて。
マジカルシャイン80(120)100相手全体攻撃タイプ一致技。ムーンフォース、みわくのボイスは覚えない。
ドレインキッス50(75)100HP吸収3/4タイプ一致技。高い耐久と相性がよい。威力・効能はギガドレインと同じ。
ミストバースト100(150)100使用後瀕死
MF時威力1.5倍
トリックルーム使用後の退場に。しめりけで不発に終わる。
シャドーボール80100特防↓20%対霊超。まほうのこなとのコンボに。ハバタクカミコノヨザルに抜群。
あくのはどう80100怯み20%対霊超。まほうのこなとのコンボに。
ヤレユータンイエッサンに抜群。トリルとの相性も良い。
マジカルフレイム75100特攻↓100%一致技の通らない鋼に。
自前のSの低さ故に、打ち合いでは不利。今作からタマゴ技に。
ギガドレイン75100HP吸収1/2水や地面を意識するなら。高い耐久と相性がよい。
威力・効能はドレインキッスと同じ。
テラバースト80<120>100-テラスタル中はテラスタイプの技になる。AとCを比べて高い方でダメージを与える。
物理技タイプ威力命中効果解説
ほっぺすりすり20100麻痺100%サポート用だが、トリルでは不向き。
特殊でんき技やまひるみ戦法の対となるしねんのずつきなどは覚えない。
変化技タイプ命中解説
めいそう-特攻↑特防↑ 同複合最高の特攻を更に高める。
あまえる100攻撃を2段階下げる。主にトリル下でのサポート用か。
まほうのこな100専用技。相手をエスパータイプにする。メインの火力低下と弱点変更が主。
草タイプとぼうじん、ぼうじんゴーグル、テラスタル後のポケモンに無効化される。
トリック100こだわりアイテムやこうこうのしっぽ等を押し付ける。
いやしのねがい-退場技。自身が瀕死になることで別のポケモンのHPと状態異常を回復させる。
いのちのしずく-ダブル用。自身も含めた味方のHPを1/4回復する。回復割合は低いが自身を回復できる貴重な技。
いやしのはどう-ダブル用、味方のHPを1/2回復する。自身には使えない。
おさきにどうぞ-ダブル用、素早さ等を無視して相手を即時行動させる。トリル下で味方に。
さきおくり100ダブル用、素早さ等を無視して相手の行動を最後にする。トリル下で敵に。
てだすけ-ダブル用、必ず先制し味方の技威力を1.5倍にする。トリルでなくとも有用な点も良い。
ふういん-ダブル向け。自身の覚えている技を相手が使えなくする。
主にトリルのウィークポイントであるまもる封じ。
スキルスワップ-ダブル向け。自分と相手の特性を入れ替える。
マジックミラーを相手に渡す状況は考えにくいので主にダブルで味方の援護で。
ひかりのかべ-5ターンの間、特殊攻撃のダメージを1/2にする。ダブルだと2/3。
リフレクター-5ターンの間、物理攻撃のダメージを1/2にする。ダブルだと2/3。
トリックルーム-5ターンの間、行動順が逆になる。特攻が高いためシングルでも利点は多い。
+  つるぎのまい+採用率の低い物理技

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
はかいこうせん
テラバースト
弱点であるゴーストを無効化。それ以外の弱点は等倍。
マジカルフレイム
テラバースト
はがね
テラバースト解説
ほっぺすりすり
テラバースト
解説
ギガドレイン
テラバースト
みずじめん。粉技無効。
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
テラバースト解説
サイコキネシス
サイコショック
アシストパワー
一致技強化。
テラバースト解説
テラバースト解説
シャドーボールゴーストエスパー
テラバースト解説
あくのはどうゴーストエスパーいたずらごころ耐性を獲得。
テラバーストいわこおりフェアリー。弱点である毒鋼を半減以下にできる。
マジカルシャイン
ドレインキッス
一致技強化。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

めいそう型 [編集]

特性:マジックミラー
性格:ひかえめ/ずぶとい
努力値:H252 CS調整余りB
持ち物:たべのこしorオボンのみorウイのみorリリバのみorカシブのみorじゃくてんほけんorカゴのみ
確定技:めいそう/サイコキネシス/マジカルシャイン
優先技:マジカルフレイム
選択技:ドレインキッス/ギガドレイン/あくのはどう/ほっぺすりすり/ねむる

特性マジックミラーにより受けポケモン全般に広く役割を持てる。
交代読みのあくびやどくどく、おにび等を恐れずに安定して後出しからめいそうを積み、起点化できる。

同じマジックミラー持ちで技範囲の似ているエーフィとは、耐久や一致技の範囲、対ブラッキー性能によりほぼ別物。
火力はめいそうを積むことで補えるため、基本的には耐久に多めに振ったほうが起点化しやすい。

マジカルフレイムは一致技を両方半減する鋼に通る。
アーマーガアに対しても確定2発だがミラーアーマーでこちらの特攻が下降してしまうため、素の状態では突破不可能。

ギガドレインは水地面タイプに役割を持つことができる。
また、オボン持ちのカバルドンを被ダメージを抑えつつ安全に突破できるなど回復手段の乏しいブリムオンにとって役立つ場面は意外と多い。
炎技を切ると鋼の突破が困難になり、超技は役割対象への通りが良くほぼ必須。妖技を切るとサザンドラが突破できないので技構成は非常に悩ましい。

+  有利な相手

トリックルーム始動型 [編集]

特性:マジックミラー
性格:れいせい/のんき/なまいき
持ち物:きあいのタスキ/リリバのみ
努力値:H252 特攻252または防御・特防調整
確定技:トリックルーム、ミストバースト
選択技:サイコキネシスorサイコショック/みらいよち/マジカルフレイム
選択技:まほうのこな/しんぴのまもり/ひかりのかべ/リフレクター/あまえる/まもる/いやしのねがい

特性マジックミラーにより挑発を受けないトリル役。
DLCにてミストバースト再習得。
相手の編成によっては他にトリルをさせてブリムオンをエースとして運用することも視野に入る。

まほうのこなで相手の一致技を不一致にしたり、弱点を減らし、後続の悪・虫・霊タイプに繋ぐこともできる。
エースバーン等のアイアンヘッドには注意。ひるんでしまうと何もできずに退場することになってしまう。

【ダブル】トリルアタッカー型 [編集]

特性:マジックミラー
性格:れいせい
努力値:H252 C252
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/リリバのみ/おんみつマント
確定技:マジカルシャイン/ワイドフォース/トリックルーム
選択技:マジカルフレイム/まもる

トリックルーム下で攻め役に回る、ダブルにおいて最も主流となるブリムオン。

イエッサン♀を横に並べた通称「イエブリ」が強力な並びとして有名。
サイコフィールドを展開しねこだましを防ぎ、このゆびとまれでイエッサン♀が攻撃を引き付けている間にトリックルームを展開し、強化ワイドフォースを押し付けられる。

持ち物はこのポケモンがトリルを張ることを主とする編成か、味方がトリルを張ることを主とするか、イエッサン♀と組むかなどで変わってくる。
このゆびとまれはすじがねいりブリジュラスに無効なので、そこを意識したリリバのみも視野に入る。
先制のいわなだれでイエッサンのこのゆびとまれを無視して怯まされるのを防ぐため、おんみつマントを持たせてもよい。

【ダブル】トリル始動兼サポート型 [編集]

特性:マジックミラー
性格:のんき/なまいき
努力値:H252 BorD252ベース もしくはC調整後残りBorD
持ち物:きあいのタスキ/回復系実/半減実/ルームサービスorパワー系他S半減
確定技:トリックルーム
攻撃技:マジカルシャイン/マジカルフレイム/あくのはどう/シャドーボール
変化技:まもる/てだすけ/まほうのこな/いやしのはどう/いのちのしずく/あまえる/ひかりのかべ/リフレクター/おさきにどうぞ/ふういん/しんぴのまもり

トリックルームを展開し、サポートを主とする型。
ちょうはつを受け付けない優秀なトリル役となれ、特攻種族値が高いため放置されにくい。
まほうのこなによる相手耐性変化、モロバレルの下を取ってしんぴのまもり、おさきにどうぞなど、変化技が豊富。

ブリムオン自身が相手に鋼の選出誘導を強いる中、専用技のまほうのこなにより味方の技の一貫を作る動きができる。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対ブリムオン [編集]

注意すべき点
特性マジックミラーで変化技が効かない。C136からの超、妖、炎技も強力。
トリックルームやめいそうの妨害が困難で、耐久型の誤魔化しを許さず高い崩し性能を持つ。
ダブルにおいてはイエッサン♀との組み合わせによりほぼ確実にトリックルームを展開し、ワイドフォースによる全体超火力を押し付けてくる。
相性有利な鋼タイプでも一度トリックルームを決められたら上からのマジカルフレイムで返り討ちにされてしまう。
従来のトリパメタであったモロバレルは、キノコのほうし無効・トリル下で上を取られるなど、対策として機能しない。
対策方法
トリックルームを発動されるまえに上から弱点技で倒す。または選出時点でブリムオンが見えた時点で鈍足ポケモンを選出しておくなど。
イエッサン♀とのこのゆびとまれを組み合わせた戦法の対策は、すじがねいりブリジュラスでこのゆびとまれを無視して鋼技を打ち込むのがよい。
ただし相手もそれを見越してリリバのみやきあいのタスキを持っている場合がある。ねこだましはサイコフィールドで防がれるので、全体技持ちを同時に選出すると心強い。
運が絡むが、バンギラスなどでいわなだれを連打すればトリックルーム発動前に怯ませて倒せる可能性があるが、おんみつマント持ちには効果が無い。
マジックミラーを逆手に取ってすてゼリフで強制退場させてしまうのも手。タギングルブロロロームマシマシラなら弱点も突ける。
トリックルームそのものをふういんで使用不能にしてしまうのもよい。

外部リンク [編集]