ウガツホムラ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ウガツホムラ [編集]

No.1020 タイプ:ほのお/ドラゴン
特性:こだいかっせい(ひざしがつよい状態かブーストエナジーを持たせた時に一番高い能力が上がる)
体重:590.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
原種/パラドックスHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ウガツホムラ105115121659391590こだいかっせい
エンテイ115115859075100580プレッシャー/せいしんりょく
高防御竜HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ウガツホムラ105115121659391590こだいかっせい
ジャラランガ7511012510010585600ぼうだん/ぼうおん/ぼうじん
ブリジュラス901051301256585600じきゅうりょく/がんじょう/すじがねいり

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)じめん/いわ/ドラゴン
いまひとつ(1/2)でんき/むし/はがね
いまひとつ(1/4)ほのお/くさ
こうかなし---

古代パラドックスポケモンの1匹で、ほのお×ドラゴン複合。外見はエンテイに似ている。
同複合はバクガメス不在につき禁伝のレシラムのみ。
いずれの場合も性能が全く異なるので、差別化は不要。

特攻以外を物理寄りにバランスよく配分した種族値で、物理アタッカーや物理受け寄りの能力傾向を持つ。激戦区の90族をわずかに上回る素早さも魅力。
ほのお×ドラゴンは攻撃に優れた組み合わせであり、両方半減以下にできるのは水妖複合岩妖複合もらいびヒードランこんがりボディバウッツェルのみ。
エンテイと違いサブウェポンのじしんや決定力強化のりゅうのまいも覚えるため、アタッカーとしての性能は高い。

耐性面でも非常に優秀な組み合わせであり、多くの環境上位の物理ポケモン、特に竈オーガポンに非常に強い。
優秀な耐性に加えて物理受け寄りな能力も相まって、大多数の物理ポケモンを強引に起点にしてしまうことも可能なスペックを有している。
またこだいかっせいを持つ古代パラドックスでは唯一の炎タイプであり、晴れとの相性は抜群。

専用技として変化技の「かえんのまもり」を持つ。直接攻撃してきた相手をやけどさせる防御技で、接触技メインの物理アタッカーを牽制しやすい。
ただし炎タイプに撃たれやすいじしんやストーンエッジ、いわなだれといった技は非接触技であり、追加効果の発動を狙えないのがネック。

なおエンテイの覚えたしんそく、準専用技であるせいなるほのおは習得できない。
またほのおタイプとしては珍しくおにびを習得できないため、相手をやけどにするには炎技の追加効果を狙うか、かえんのまもりを使う必要がある。



特性考察 [編集]

こだいかっせい
基本仕様
隠れ特性や第2特性は存在せず、これのみ。
場がひざしがつよい状態であるか、持ち物がブーストエナジーである時に、HP以外の一番高い能力に補正がかかる。
両方の条件を同時に満たしても天候による発動が優先され、一度に2回発動することはない。
補正倍率は攻撃、防御、特攻、特防の場合は1.3倍、素早さのみ1.5倍。ランク補正ではないのでてんねんの影響を受けない。
実数値が最高値になるものが2つ以上ある場合、優先度がA>B>C>D>Sで設定されており、優先度の高い能力が補正対象になる。(例:AとSが最高値ならAが上昇)
ブーストエナジーは消費アイテム扱いなので、一度発動した後に引っ込んでもう一度場に出ても再発動できない。
ただし発動トリガーは天候が優先されるため、ひざしがつよい状態で繰り出せば天候が変わるまでブーストエナジーは消費されない。
トレース・なりきりによる特性コピーや、スキルスワップによる特性の入れ替えはできない。Ver.3.0.0で特性の書き換えや無効化は可能になった。
またこの特性を持つポケモンにトリックなどでブーストエナジーを渡したり奪うことはできないので注意。
ウガツホムラとタケルライコに限り、特性の書き換えや無効化を受けている場合はブーストエナジーのやり取りが可能。同じ立ち位置のウネルミナモではできないため、バグの可能性あり。
個別考察
ウガツホムラの場合、種族値上はすべての能力が伸ばせる候補になるが、藍の円盤で手に入るウガツホムラは個体値がすべて20固定のため、
攻撃か防御を性格補正込みで最低まで抑えようとしてもどちらかは特攻の最大値を超えてしまうため、実質特攻以外の4つが候補になる。
攻撃か防御にブーストをかけたいのであれば、基本的に性格補正がかかった方の能力にブーストががかる。
特防か素早さにブーストをかける場合、一応性格無補正でも対象にすることは可能ではあるが、その場合攻撃と防御にはほぼ努力値を振れず、
性格補正を努力値の振らない能力にかける必要が出てくるので、素直に上げたい能力に性格補正をかけた方がよい。
例として素早さにブーストをかける場合、最速でLv50時実数値が157なので、攻撃には努力値164振り(実数値156)まで可能。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
だいふんげき120(180)1002~3ターン
行動固定
終了後混乱
タイプ一致技。行動固定が痛いが、耐久はつぶさずに済む。
フレアドライブ120(180)100火傷10%
反動1/3
タイプ一致技。反動が痛いが、行動を固定されない。
やけっぱち75(112)/
150(225)
100技失敗後
威力2倍
タイプ一致技。ほのお版じだんだ。
各種命中不安技のフォローのほか、デメリット無しの炎物理技としても使える。
かえんのまもり連続使用失敗・相手交代時使用でも威力倍条件を満たす。
ニトロチャージ50(75)100素早↑100%タイプ一致技。追加効果が優秀。積み技感覚で。
げきりん120(180)1002~3ターン
行動固定
終了後混乱
タイプ一致技。高威力だが、行動固定が痛い。
スケイルショット25(37)
*2~5
90防御↓
素早さ↑
タイプ一致技。
ニトロチャージよりダメージを出しやすいが、高い防御が下がる点が痛い。
ドラゴンテール60(90)90交代
優先度-6
タイプ一致技。やけど撒きに。ほえると選択。こちらはみがわりを貫通しない。
ワイドブレイカー60(90)100攻撃↓100%
相手全体攻撃
タイプ一致技。威力は低いが、追加効果が優秀。
ダブル向けだが、シングルでも要塞化+りゅうまいの起点作成用として有用。
じしん100100-対炎岩、特にヒードラン。性能安定。ダブルでは味方を巻き込む。
じだんだ75/150100技失敗後
威力2倍
対炎岩。ダブルの単体攻撃に。炎技をもらいび持ちなどに透かされた際に。
特殊技タイプ威力命中効果解説
ほのおのうず35(52)85バインド拘束技。耐久型なら候補。
バークアウト5595C↓100%呼ぶ特殊アタッカーに刺さる。身代わり貫通。ダブルでは相手2体攻撃。
テラバースト80100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
変化技タイプ命中解説
かえんのまもり-専用技。相手の攻撃技を防ぎつつ、接触技だった場合は火傷にする。変化技は防げない。
物理相手に使用し切り返しを狙えるほか、火傷のターンも稼げる。
よく撃たれやすいじしんやストーンエッジが非接触技なのがネック。おにびは覚えない。
りゅうのまい-攻撃↑すばやさ↑ 決定力を強化し全抜きを狙う。
あさのひざし-回復技。晴れで回復量が上がるが、他天候では下がる。耐久型で。
にほんばれ-こだいかっせいの発動、炎技強化、水技半減と恩恵が多い。
みがわり-変化技対策。かえんのまもりと併せてまもみがが可能。
ほえる-強制交代技。優先度-6。ドラゴンテールと選択。
みがわりを貫通するが、ぼうおんやじごくづきで無力化される。
+  採用率の低い技

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
フレアドライブ
だいふんげき
ヒートスタンプ
やけっぱち
一致技を強化しつつ、氷やフェアリーを半減に。晴れなら水等倍。
晴れ+こだいかっせい+テラスで超火力を得られる。
げきりん
ドラゴンクロー
スケイルショット
ワイドブレイカー
一致技を強化し岩地弱点を補う。水も半減。
テラバースト地面等倍、対ドラゴン。炎技があるので、相手の安易な鋼テラスを躊躇わせる。
テラバースト耐性が優秀。強引に積みにいける範囲を広げる目的で採用する。
じしんじしんの火力強化、岩半減。でんじは無効による疑似的な麻痺耐性の獲得。
テラバースト水・地面耐性、粉技無効。テラバーストを採用すればアシレーヌマリルリへ通る。
テラバースト地面無効が魅力的だが、岩が一貫する。
地面技を透かして積む機会を強引に捻出する目的で。
すてみタックル
のしかかり
霊無効。禁止伝説環境下では需要有り。
テラバースト毒・猛毒にならなくなるため耐久向き。地面が一貫する。
アイアンヘッド地面以外の弱点を半減にし、草・虫・鋼耐性を維持。毒・猛毒耐性も得る。
地面弱点は一貫し、炎耐性も失う点に注意。
かみなりのキバ
テラバースト
テラバースト採用で一致技が通らないアシレーヌマリルリへ。
麻痺耐性がつくが地面が一貫するため、抜きエース向け。弱点も少ない。
ステラテラバースト炎と草の両1/4を保ちながら、火力を幅広く補うことが可能。
+  採用率の低いテラスタル

型考察 [編集]

りゅうのまいアタッカー型 [編集]

特性:こだいかっせい
性格:いじっぱり/ようき
努力値:AS252ベースに耐久調整
持ち物:いのちのたま/ブーストエナジー/たつじんのおび/いかさまダイス/オボンのみ
確定技:りゅうのまい/だいふんげきorフレアドライブ/げきりんorスケイルショットorドラゴンダイブ
選択技:じしん/テラバースト/ストーンエッジ/かみくだく/アイアンヘッド/サイコファング
変化技:みがわり/あさのひざし

りゅうのまいを積んだ後、炎とドラゴンの優秀な攻撃範囲で全抜きを狙う。
攻撃と素早さは舞えばある程度補えるため、耐久へ努力値を大きく割くのも一考。

4つ目の技にサブウェポンを無理に入れる必要はない。
ヒードランバウッツェルのケアは後続に任せ、耐久型対策のみがわりやあさのひざしを搭載するのも良い。

耐久型 [編集]

特性:こだいかっせい
性格:ようき/おだやか/ずぶとい
努力値:HD252 or HB252 S調整
持ち物:たべのこし/オボンのみ/ゴツゴツメット/ブーストエナジー
確定技:やけっぱち/あさのひざし
優先技:かえんのまもり
選択技:ほのおのうず/ドラゴンクローorドラゴンテール/じしんorじだんだ/ふんえん/バークアウト/テラバースト/りゅうのまい/みがわり/ほえる

専用技かえんのまもりと高い耐久を活かした耐久型。
かえんのまもりは対物理向けの技だが、役割を考えると特殊耐久を高めたほうが使いやすいか。

やけっぱちはまもる系統の連続使用失敗や交代際での失敗でも威力倍の追加効果が発動する。
交代際での「うまくきまらなかった」はたまに起こるので、覚えておくと役に立つ。

↑少し使ってみましたが、かえんのまもりは優先技でよいかもしれない。(この型の当初コンセプトから離れてしまうかもしれないが)
新ポケモンの新技ゆえ警戒されやすいのと、地面や岩の物理技が非接触なのもあり、意外とこの技で火傷を狙うのは難しい。
立ち回りとしては、耐性が異なるが耐久型原種ウインディのような感覚となる。

強制交代技2つのそれぞれのメリット/デメリット
  • ドラゴンテール
    メリット:ダメージを与えながら交代させるため、当たり続ければ相手を削っていける。無効化手段が少ない。
    デメリット:たまに外れることがあり、フェアリーに無効化される。みがわりを貫通できず、威力不足でみがわりを壊しきれないケースも多い。
  • ほえる
    メリット:命中率・回避率、タイプ相性に関係なく必ず相手に当たる(そらをとぶなどで姿を隠している相手には当たらない)。みがわりを貫通する。
    デメリット:ダメージを与えられないため、強制交代で相手を削るには味方のステルスロック等での場作りが必要。ぼうおんやじごくづき、ちょうはつで無力化される。

相性考察 [編集]

ふゆうドータクンまたはどしょくミミズズはウガツホムラの全弱点を半減以下にする。両方に一貫するのは格闘・ゴースト・水・悪。


対ウガツホムラ [編集]

注意すべき点
ほのお×ドラゴンの攻守共に優秀なタイプの組み合わせ。無駄のない高水準な種族値。威力120の命中安定一致技2つ。
さらに、りゅうのまいを覚えるため、隙を見せれば全抜きされる恐れがある。
専用技「かえんのまもり」により、タイプ上不利な相手にも一転攻勢を仕掛けられる器用さをも持ちあわせる。
こだいかっせい持ちの中では唯一の炎タイプであり、晴れ状態での炎技は単純な物理受けでは余裕でゴリ押される。
対策方法
物理受け寄りの種族値と「かえんのまもり」の存在を考慮すると、特殊アタッカーでの処理が無難。
ただし特殊耐久も低くなく、相手の振り方によっては余裕で受けられてしまう可能性もあるため、一致抜群技を撃てるポケモンが望ましい。
おにび等能動的にこちらを火傷にさせる手段を持たない。特殊技やじしん・ストーンエッジなら、かえんのまもりも怖くない。
水タイプに有効な手段を持たないため、物理耐久に厚い水タイプ、特にてんねんヘイラッシャヌオーならりゅうのまいを積まれても受けきれる。
晴れ始動役の存在がちらつく場合、天候を奪取されてしまうと対策が極めて限定的になるため、晴れ状態自体を何とかすることが肝要。
また晴れ軸である場合、炎無効特性持ちの存在だけでも相手をけん制できる。
+  対策ポケモンの例

外部リンク [編集]