ドダイトス - ポケモン育成考察Wiki｜最新世代（スカーレット・バイオレット）

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ドダイトス [編集]

No.389 タイプ：くさ/じめん
通常特性：しんりょく（HPが1/3以下の時に草タイプの技の威力が1.5倍になる）
隠れ特性：シェルアーマー（相手の攻撃が急所に当たらない）
体重　　：310.0kg（けたぐり・くさむすびの威力120）

第四世代御三家のくさ×じめん複合。
同複合にリククラゲが登場したものの、種族値配分・特性・習得技と全くの別物なので差別化の意識は不要。
こちらは鈍足物理アタッカー気質の配分だが、変化技も豊富に覚え運用の幅が広め。

耐性はこおり4倍が痛いものの、ほのおに一致じめん技を撃てるだけでなく、弱点の4タイプ全てにサブウェポンのいわで抜群を取れるため後出しを牽制しやすい。
他にもかくとう、あく、はがね等の技を覚えるので環境やパーティに合わせて選択可能。
反面、半減範囲の狭さと鈍足によりこちらの後出しも牽制されやすい。
補完に優れるいわ＋じめんの双方に強いのは利点だが、サブウェポンに乏しい電気は氷など弱点を突けるテラバーストの所持率が高く、無償降臨できても読み合いになる。

第九世代ではからをやぶるを新規習得。テラスタルにより積むチャンスを作りやすく、突破力を大幅に強化可能。
同じく新規習得のロックブラスト、新登場のいかさまダイスと合わせ、タスキやがんじょうで止まらない全抜きエース運用も視野に。
他に条件付きだが先制技のグラススライダー、グラスフィールド対策の10まんばりき、てっぺき＋ボディプレスなど、有用な新技を覚えている。
LAで獲得したぶちかましも続投。じめん版のインファイトで撃ち逃げ向き。
失った技は大して重要なものは無く、レジェンズアルセウスで習得したばかりだったねむりごなやリーフブレード、BDSPで失っていたどくどく程度。

総じて技・仕様の両面で大幅に強化されたといえるが、初動の遅さは据え置きで、ちょうはつやおにびが怖い。
扱いが繊細なところもある重火力アタッカーという点は変わりないので、構成でカバーすることは意識して運用しておきたい。
また草にはゴリランダーやオーガポン、地面には霊獣ランドロス・ガチグマ・ディンルー等優秀なライバルが多数存在。
素の種族値は彼らに劣り気味なので、如何にからをやぶる、てっぺき等の積み技を使う機会を得るかが重要。

特性考察 [編集]

しんりょく

通常特性。草技の通りの悪さを補える。高耐久なので発動圏内で耐えることが多い。
発動時のウッドハンマーはカバルドンやママンボウを乱1にする火力。
反動ダメージも加味して耐久調整しよう。

シェルアーマー

隠れ特性。主に鉄壁ボディプレスを中心とした耐久型で。くさ技を切る構成の場合も消去法でこれ。
確定急所を使うウーラオスやマスカーニャにも強くなれる。
からをやぶるの前に壁を貼る場合も不慮の事故は起こりにくくなるが、かたやぶりには貫通されるので注意。
特にかまどオーガポンのツタこんぼうは効果抜群かつ急所にも当たりやすい。

技考察 [編集]

物理技	タイプ	威力	命中	効果	解説
ウッドハンマー	草	120(180)	100	反動1/3	タイプ一致技。威力は高いが反動が痛い。
タネばくだん	草	80(120)	100	--	タイプ一致技。性能安定で非接触。
タネマシンガン	草	25(37)*2~5	100	--	タイプ一致技。きあいのタスキやみがわりに強い。期待値は3発。 いかさまダイス所持ならウッドハンマーに迫る威力に。
くさわけ	草	50(75)	100	素早さ↑	タイプ一致技。威力こそは低いが、素早さの強化が狙える。 くさテラス+しんりょくで威力150の高火力技に。
グラススライダー	草	55(82)	100	GF上で 優先度+1	タイプ一致技。グラスフィールド上なら、威力107の強力な先制技。 グラスフィールド＋しんりょく+くさテラスで、威力214としんそく顔負けの高火力に。
ぶちかまし	地	120(180)	100	防御&特防↓	タイプ一致技。地面版インファイト。 からをやぶると合わせれば、デメリットは最早気にならない。 ただし先制技やスカーフには弱いので注意。
じしん	地	100(150)	100	-	タイプ一致技。性能安定だが、ダブルバトルでは味方を巻き込む。GFで威力半減。
じならし	地	60(90)	100	素早さ↓100%	タイプ一致技。殴りつつ抜ける。飛行・ふゆうには無効。
ストーンエッジ	岩	100	80	急所ランク+1	対虫・飛行。一致技との相性補完に優れる。
いわなだれ	岩	75	90	怯み30%	ストーンエッジと選択。 こだわりスカーフやロックカットと合わせて怯みを狙える。
ロックブラスト	岩	25*2~5	90	-	威力不安定だが、タスキやみがわりに強い。 いかさまダイス所持ならストーンエッジを超える。
がんせきふうじ	岩	60	95	素早さ↓100%	じならしと選択。威力・命中で劣るが、無効タイプ無し。
ヘビーボンバー	鋼	40~120 (60~180)	100	ちいさくなる相手に 必中&2倍	対氷・妖。特にフェアリータイプに高威力を出しやすい。
アイアンヘッド	鋼	80	100	怯み30%	同上。威力は控えめだが性能安定。からをやぶった後は怯みも狙える。
ボディプレス	闘	80	100	防御換算	対悪。デメリット無し。てっべきやたくわえると併せて。 からをやぶるとは相性が悪い。
ばかぢから	闘	120	100	攻撃・防御↓	対氷悪。範囲は地面と被り気味。能力低下が痛い。撃ち逃げ向き。
かみくだく	悪	80	100	防御↓20%	対霊超。両一致技を半減するアノホラグサやベラカスに。
しねんのずつき	超	80	90	怯み20%	対闘。キノガッサや浮遊毒テラス相手に。
特殊技	タイプ	威力	命中	効果	解説
リーフストーム	草	130(195)	90	特攻↓↓	タイプ一致技。撃ち逃げや両刀と割り切れば高火力物理技よりも安定している。
テラバースト	無	80<120>	100	-	テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技	タイプ		命中	解説
こうごうせい	無		-	回復技。晴れ以外で回復量が落ちる。 のろいやドわすれを積む間に受けたダメージを回復できる。
やどりぎのタネ	草		90	削り技兼回復技。草以外の相手には刺さる。
からをやぶる	無		--	攻撃↑↑特攻↑↑すばやさ↑↑防御↓特防↓ 準速で最速145族と同速。耐久低下を気にしない人向け。 ぶちかましを採用する場合は、気兼ねなく入れられる。
つるぎのまい	無		--	攻撃↑↑　味方によるおいかぜや麻痺撒き等のサポートがあると良い。
のろい	霊		--	攻撃↑防御↑すばやさ↓　物理面を補強。素早さ低下のデメリットは小さい。
てっぺき	鋼		-	防御↑↑　物理方面とボディプレスの威力を強化。リフレクターと選択。
ドわすれ	超		--	特防↑↑　弱点は特殊技を受ける事が多い。ひかりのかべと選択。
たくわえる	無		--	防御↑特防↑　物理特殊両面を堅牢にしたいなら。3回まで。
リフレクター	超		--	物理技の威力を軽減。裏の積みアタッカーの起点作成に。遅いので使いづらい。
ひかりのかべ	超		--	同上。こちらは特殊技対策に。
みがわり	無		--	変化技対策や、しんりょくの発動に。遅いので使いづらい。
ステルスロック	岩		--	サポート用。ウッドハンマーで退場可能。
ほえる	無		--	対面を操作。ステルスロックと併せて。
ワイドガード	岩		-	ダブル用。こごえるかぜやねっぷうで巻き込まれるのを防ぐ。
なやみのタネ	草		--	ダブル用。相手の戦術を台無しにする。

テラスタル考察 [編集]

タイプ	主な技	解説
無	テラバースト	解説
炎	テラバースト	火傷対策に。弱点は全て一致技で対抗できる。
水	テラバースト	炎対策になるが電気耐性を失う。
電	テラバースト	麻痺無効。地面には草技で対抗できる。
草	ウッドハンマー タネばくだん くさわけ グラススライダー リーフストーム	タイプ一致。元々威力の低かったくさわけやグラススライダーもグラスフィールド補正付きなら、 かなりの高火力を発揮する。
氷	テラバースト	4倍狙い。氷が半減になるが、炎は一貫。
闘	ボディプレス ばかぢから	主にボディプレスを一致で撃ちたい場合に。
毒		解説
地	ぶちかまし じしん	火力は高いが水と草が弱点に。
飛		解説
超	しねんのずつき	対超。ただし、虫が一貫する。
虫		解説
岩	ストーンエッジ ロックブラスト	対飛行。地面と弱点がかぶるが、テラスタル前とは弱点が被っていない。
霊	テラバースト	対格闘。格闘が効かなくなるが、悪技と攻撃範囲が被る。
竜	テラバースト	解説
悪	かみくだく	解説
鋼	アイアンヘッド ヘビーボンバー	対氷。炎は一貫する。
妖	テラバースト	解説
ステラ	テラバースト	タイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

基本アタッカー型 [編集]

特性：しんりょく/シェルアーマー
性格：いじっぱり
努力値：A252 耐久調整 残りS
持ち物：ラムのみ/ヤチェのみ/いのちのたま/こだわりハチマキ/たつじんのおび/とつげきチョッキ/イバンのみ
確定技：ウッドハンマーorタネばくだん/じしんorぶちかまし
攻撃技：ストーンエッジ/ばかぢからorボディプレス/じならし/かみくだく/ヘビーボンバー
変化技：やどりぎのタネ/ステルスロック/みがわり/のろい/こうごうせい/てっぺき

素早さを特化させずに耐久調整して戦う。
下記の型と違い、やどりぎのタネなどを採用できるので比較的物理受けにも対抗しやすい。

受け、繰り出しメインのポケモン達にはよく刺さる。
ただし、おいかぜやトリックルームなどのフォローがないと働きにくいのがネック。

ヤチェのみやとつげきチョッキを持たせると特殊水・電気を安定して処理できる。

からをやぶる型 [編集]

特性：しんりょく/シェルアーマー
性格：いじっぱり/ようき
努力値：AS252
持ち物：きあいのタスキ/いかさまダイス/しろいハーブ/ヤチェのみ/ラムのみ/いのちのたま/たつじんのおび
確定技：からをやぶる/ぶちかましorじしん/草技
草技：ウッドハンマーorタネばくだんorくさわけ（くさテラス）orグラススライダー（グラスフィールド）orタネマシンガン（いかさまダイス）
選択技：ストーンエッジorいわなだれorロックブラスト/かみくだく/ヘビーボンバー
テラスタイプ：くさ/ほのお/じめん/いわ

隙を見てからをやぶるを積み、広い攻撃範囲からの全抜きを狙う。
ロックカットやつるぎのまいと異なり、攻撃と素早さの両方の強化がされるのは有り難い。
持ち物や草技の選択肢は広いが、からをやぶる/タネマシンガン/ロックブラスト/ぶちかましorじしん、持ち物いかさまダイスの型がタスキやがんじょうにも強く優秀。
氷を強く意識する場合はきあいのタスキ、火力重視の場合はいのちのたまが安定する。
電気や地面・岩などの得意な相手に出し、積む機会を作っていくのが基本。

草技はウッドハンマーだと反動が痛いので、やや火力不足だがタネばくだんも候補に入る。
きあいのタスキ＋くさテラス＋しんりょくならくさわけでも威力が150(50*2*1.5）になり、高火力を発揮しつつ素早さの更なる強化を狙える。

準速だと最速145族と同速。最速だと準速スカーフガブリアス、最速スカーフ霊獣ランドロスまで抜ける。
積む前は準速で無振り87族抜き、最速で無振り97族・準速65族抜き。
先手でちょうはつされない、後手で攻撃されても落とされない相手を選んで積もう。
なお、耐久無振りかつBD-1だとゴリランダーのアクロバットで確1、ジバコイルのアナライズラスターカノンで高乱1。

テラスタイプ概説

• くさ
  しんりょく＋タスキ＋くさテラスによる高火力狙い。
• ほのお
  火傷による機能停止を防ぐ。
• じめん
  でんじはや電気技の追加効果による麻痺への対策。ぶちかましの威力上昇にもなるが、先制技に更に弱くなる。
• いわ
  岩技を強化しつつ神速カイリューに対応可。

スカーフ型 [編集]

特性：しんりょく/シェルアーマー
性格：ようき
努力値：AS252
持ち物：こだわりスカーフ
確定技：ウッドハンマー（推奨）orタネばくだん/じしんorぶちかまし
攻撃技：ストーンエッジorいわなだれ/ばかぢから/かみくだく/ヘビーボンバー

攻撃範囲は広いが鈍足多弱点のため、先手で致命傷を受ける前に想定外の素早さで奇襲することを目的とした型。
草・地面・岩・格闘の範囲はかなり広く、100族前後の比較的高速低耐久の相手に刺さりやすい。
特に炎タイプに対しては一致で弱点を突くことができ、相手も退いてくる可能性は低いためこの型のターゲットとなる。

素早さ目安

最速スカーフで108族抜き。109族とは同速。
からをやぶる型とは初ターンの素早さと、フルアタにすることによる攻撃範囲の広さで差別化する。

攻撃面目安

• ウッドハンマー
  H振りマリルリ、ウォッシュロトムを確1。
  無振り水ラオスを確1。

• ぶちかまし
  無振りエンテイを確1、H振りだと中乱1。
  H振りサーフゴーを高乱1。

• ばかぢから
  H振りバンギラスを確1。

耐久型 [編集]

特性：シェルアーマー
性格：わんぱく
努力値：HB252 D調整
持ち物：たべのこし/オボンのみ
確定技：てっぺき
優先技：こうごうせい
選択技：やどりぎのタネ/ボディプレス/タネばくだんorタネマシンガン/じしんorじならし/ストーンエッジorいわなだれorがんせきふうじ

からやぶ習得以降のアタッカー型のアンチテーゼとして、一定数存在する型。
よくあるじめん・いわの組み合わせを両方いまひとつにできるため、これらのタイプに役割を持てる。
弱点自体はこおりが4倍、ほのおが2倍と劣悪なため、居座りには向いておらず、流しもしくはてっぺきボディプレスによる迅速な処理が基本となる。

場持ちをよくすることを考えると、ウッドハンマーやぶちかましは候補から外れる。

相性考察 [編集]

水×氷複合：ドダイトスの氷4倍弱点を1/4に抑えられ、あちらの弱点の岩や電気にドダイトスは耐性がある。

対ドダイトス [編集]

注意すべき点

物理方面のステータスが高く、攻撃技だけでなく変化技も豊富。
特にからをやぶるが強力で、積まれると重火力から一転して高速に。
範囲の広さと連続技により全抜きを許してしまいがち。
岩＋地面が半減の耐性やシェルアーマーも持ち合わせており、
てっぺきと回復技で粘る耐久型も存在。

対策方法

氷4倍なので、ドラゴン対策がそのまま通じる。
積まれてもブーストテツノツツミやこおりのつぶてで先制可能。
攻撃技は物理一辺倒のため、おにびやいかくも有効。
霊獣ランドロスなら一致サブ全て等倍以下でちょうはつもできる。
基本的には物理よりも特殊のほうが相手をしやすい。

外部リンク [編集]

• ドダイトス - ポケモン百科事典