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オーガポン（いどのめん） [編集]
No.1017 タイプ：くさ/みず 通常特性：ちょすい（みずタイプの攻撃を受けるとダメージを無効化して最大HPの1/4回復する） テラ特性：おもかげやどし（テラスタルした時や、テラスタルした状態で場に出た時に特防が1段階上がる） 体重 ：39.8kg（けたぐり・くさむすびの威力60） 専用道具：いどのめん（いどのめんにフォルムチェンジし、すべての技の威力が1.2倍になる。はたきおとすの威力は上昇しない。戦闘中失うことはない）
| 同複合 | ＨＰ | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |   |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| オーガポン(井戸) | 80 | 120 | 84 | 60 | 96 | 110 | 550 | ちょすい | |
| 154 | 584 | ※めん補正A252振り換算 | | ||||||
| ルンパッパ | 80 | 70 | 70 | 90 | 100 | 70 | 480 | すいすい/あめうけざら/マイペース | |
| 水高速物理AT | ＨＰ | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| オーガポン(井戸) | 80 | 120 | 84 | 60 | 96 | 110 | 550 | ちょすい | |
| 154 | 584 | ※めん補正A252振り換算 | | ||||||
| ウーラオス(連撃) | 100 | 130 | 100 | 63 | 60 | 97 | 550 | ふかしのこぶし | |
| イルカマン(マイティ) | 100 | 160 | 97 | 106 | 87 | 100 | 650 | マイティチェンジ | |
| 通常時 | テラスタル時 | |
|---|---|---|
| ばつぐん(4倍) | --- | --- |
| ばつぐん(2倍) | ひこう/むし/どく | でんき/くさ |
| いまひとつ(1/2) | じめん/はがね | ほのお/みず/こおり/はがね |
| いまひとつ(1/4) | みず | --- |
| こうかなし | --- | --- |
※通常時は特性ちょすいにより、みず無効
※通常時はフリーズドライで4倍ダメージ
第九世代のDLC「碧の仮面」で登場した準伝説ポケモンの一体。
準伝説としては合計種族値がやや控えめだが、高速物理アタッカーとしてバランスが良く無駄のない配分となっている。
またテラパゴスと同様、テラスタイプが固定で、テラスタル後に特性が変化するという特徴も持つ。
テラスタルした状態ではかわりものやへんしん、イリュージョンが失敗する点も同じ。
専用アイテムである「めん」を装備することでフォルムチェンジする。
フォルムごとに複合タイプやテラスタイプ、専用技ツタこんぼうのタイプ、通常特性、テラスタル後の特性の効果が変化する。種族値は変化しない。
また「めん」の隠し効果として、無条件ですべての技の威力が1.2倍になるボーナスも得られる。
これにより、実質的なA種族値が148相当(無振り時)/154相当(252振り時)と禁止級伝説に匹敵する高さになる。[1]
「いどのめん」は同名アイテムの「いどのめん」を持たせたフォルムで、草×水複合タイプ。特性はちょすいになる。
同複合はルンパッパのみの珍しい複合。向こうは主に雨パにおける特殊アタッカーとしての起用のため、差別化は意識しなくてよい。
この複合タイプは互いの弱点を相殺し合うため耐性は少ないが、くさの苦手なほのおに対して強く出ることができる。おにびには注意。
専用技のツタこんぼうはみずタイプに変化。フォルムチェンジの都合上ほかの水技は使えないが、威力100・命中安定・反動なしと高性能なので気にならない。
くさタイプの一致技もパワーウィップ、ウッドハンマー、ウッドホーンと優秀な技があるため問題なし。
変化技もニードルガードやこのゆびとまれといった珍しいものをはじめとして、やどりぎのタネ、アンコール、こうごうせい、てだすけなど優秀なものが揃っている。
テラスタル後の特性おもかげやどしは、このフォルムでは特防上昇の効果を持つ。
一致弱点特殊技は厳しいが、等倍以下なら確定数をずらして行動回数を増やしやすく、結果的に火力補強にも繋がる。
また全フォルムの中で唯一、テラスタル前後で一貫した弱点がない。抜群→半減になるタイプはないものの、相手を惑わせるには十分だろう。
単純な高速アタッカーとしての性能は高火力のかまどのめん、がんじょうのいしずえのめんに劣る。
一方でシングルでは独自性の高いタイプ耐性やテラスタル時の特防上昇により、サイクル戦の適性が高い。解禁当初は採用率が伸び悩んだが、環境の考察が進んでからは徐々に採用率を増やしている。
ダブルでは水タイプ・粉技無効の貴重なこのゆびとまれ使いという独自性を持つため、解禁当初から人気が高い。
伝説解禁ルールでは、前世代より数を減らしてもなお対策必須レベルのカイオーガに対し、攻守共に有利である点が評価されている。
ただしシングルではそれを見越して等倍のかみなりで攻めてくる場面も多いため、後出しはトリトドンほど安定しない点に注意。
特性考察 [編集]
- ちょすい
- 隠れ特性は無く、これのみ。みずタイプの技を受けた時にダメージや効果を受けずにHPが最大値の1/4回復する。
元々みず技は1/4で受けることができるものの、連撃ウーラオスやカイオーガなどの強力な水技に対して無傷で受け出し弱点を突ける点が優秀。
ねっとうやひやみずで機能停止しない点も相性が良い。
よびみずと違いこの特性自体に引き寄せ効果はないが、このゆびとまれを覚えるため、ダブルでは水弱点の相方を守りやすい。
また、残り体力が少ない時にアクアジェットやジェットパンチで先制で仕留められることがなくなる。
かたやぶりには貫通されるが、バスラオ・イダイトウ・ミガルーサは相性面で有利。HPがギリギリでアクアジェット圏内になったときに警戒する程度でいいだろう。
トレースされるとこちらのみず技が通らなくなるので注意。
- おもかげやどし
- 基本仕様
- テラスタルした際に発動する特性で、持っている仮面に応じた能力が1段階上昇する。一度交代して再び場に出た際にも発動する。
スキルスワップやトレースなどによるコピーは不可能だが、特性上書きやかがくへんかガスによる特性無効化は可能。
テラスタル前にいえきを受けて「とくせいなし」状態になっている場合もテラスタル後に発動しない。 - 個別考察
- いどのめんの場合、上昇する能力は特防。
直接的に攻撃性能を高める効果ではないものの、中の上程度の特殊耐久を補うことで等倍以下の相手に対する行動回数を増やすことに繋がる。
ちなみに特防無振りの場合、特性発動で種族値154相当になる。ランク上昇なのでかたやぶりには無視されない。
ちょすいを失うので、半減とはいえ水受けの性能が落ちる点は留意。
テラスタルと絡めた詳しい考察はテラスタル考察を参照。
技考察 [編集]
| 物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ツタこんぼう | 水 | 100(150) | 100 | 急所ランク+1 | タイプ一致専用技。命中・威力共に安定で急所に当たりやすい効果持ち。 | |
| パワーウィップ | 草 | 120(180) | 85 | - | タイプ一致技。高威力だが命中不安。 | |
| ウッドハンマー | 草 | 120(180) | 100 | 与ダメージの 1/3反動 | タイプ一致技。高威力・命中安定だが、反動が痛い。 | |
| ウッドホーン | 草 | 75(112) | 100 | 与ダメージの 半分回復 | タイプ一致技。威力は控えめだが、回復効果あり。つるぎのまいと併せて。 | |
| タネマシンガン | 草 | 25(37)*2~5 | 100 | 連続攻撃 | タイプ一致技。5回当たればパワーウィップ等を超える威力に。 期待値は3発。いかさまダイスとの両立は不可。 | |
| くさわけ | 草 | 50(75) | 100 | 素早さ↑100% | タイプ一致技。威力は控えめだが、追加効果が優秀。 | |
| がんせきふうじ | 岩 | 60 | 95 | 素早さ↓100% | 追加効果が優秀。無効タイプなし。 | |
| ローキック | 闘 | 65 | 100 | 素早さ↓100% | 追加効果が優秀。命中安定だが、ゴーストには無効。 | |
| ばかぢから | 闘 | 120 | 100 | 攻撃・防御↓ | 対鋼。高威力だが、連発に向かない。とんぼがえりと併せて。 インファイトは覚えない。 | |
| けたぐり | 闘 | 20~120 | 100 | 相手の体重依存 | 対鋼。耐久を削らないが、威力は相手依存で不安定。 | |
| かわらわり | 闘 | 75 | 100 | 壁破壊 | 対鋼。追加効果目当てで。 | |
| しねんのずつき | 超 | 80 | 90 | 怯み20% | 対毒。イイネイヌやキチキギスに。 | |
| じだんだ | 地 | 75 | 100 | 前ターン 技失敗で 威力2倍 | 対毒鋼。じしん、10まんばりきは覚えない。 | |
| とんぼがえり | 虫 | 70 | 100 | 攻撃後交代 | 撃ち逃げ用。 | |
| じゃれつく | 妖 | 90 | 90 | 攻撃↓10％ | 対闘竜。やや命中不安。 | |
| はたきおとす | 悪 | 65 | 100 | 相手道具喪失 道具持ち相手に 威力1.5倍 | 通りの良いサブウェポン。追加効果が優秀。 | |
| じごくづき | 悪 | 80 | 100 | 2ターン 音技封じ | 通りの良いサブウェポン。 ラウドボーンのフレアソングを封じられれば美味しい。 | |
| でんこうせっか | 無 | 40 | 100 | 優先度+1 | 先制技。タスキ潰しに。GF下を考慮するならグラススライダーも覚える。 | |
| 変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | | ||
| つるぎのまい | 無 | - | 攻撃を2段階上げる。 | | ||
| きあいだめ | 無 | - | 急所ランクを2段階上げる。ツタこんぼうが確定急所になり、壁や攻撃ダウンを無視できる。 | | ||
| やどりぎのタネ | 草 | 90 | 相手に種を植え付けてHPを吸収。耐久ベース型で。 | | ||
| ニードルガード | 草 | - | 様子見や、やどりぎのタネの時間稼ぎに。相手のタスキを潰せればおいしい。 | | ||
| こうごうせい | 草 | - | 自身のHPを最大値の半分回復。天候により回復量が変動する。耐久ベース型で。 | | ||
| ちょうはつ | 悪 | 100 | 3ターン変化技を封じる。速いので使いやすい。 | | ||
| アンコール | 無 | 100 | 3ターン同じ技しか出せなくする。速いので使いやすい。 | | ||
| てだすけ | 無 | - | ダブル用。相方の火力を補強。 | | ||
| このゆびとまれ | 無 | - | ダブル用。ちょすいとのシナジーが良く、みず技を味方も含めてほぼ無効化できる。 | | ||
| 採用率の低い技 |
テラスタル考察 [編集]
| タイプ | 主な技 | 解説 | |
|---|---|---|---|
| 水 | ツタこんぼう | テラスタイプは変更できず、このタイプで固定。 テラスタル前後で弱点・耐性ともにガラリと変わる。水も無効から半減に変化。 炎・氷には押し切られにくくなるが、逆に等倍だった草や電気が弱点になり、オーガポンミラーにも弱くなる。 役割対象が変わるので、テラスタルを切るタイミングは他フォルム以上に慎重にしたい。 | |
型考察 [編集]
アタッカー型 [編集]
特性：ちょすい → おもかげやどし
性格：ようき（推奨）/いじっぱり
努力値：AS252 BorD4
持ち物：いどのめん(固定)
確定技：ツタこんぼう/ウッドホーンorウッドハンマーorパワーウィップ
攻撃技：じゃれつく/はたきおとす/でんこうせっか/くさわけ/とんぼがえり/がんせきふうじ/ばかぢから/じだんだ
変化技：つるぎのまい/アンコール/みがわり/やどりぎのタネ
種族値に沿った高速アタッカー型。
専用アイテムにより強化された一致技の威力は凄まじく、素早さが下の相手に対して圧力をかけやすい。
一方でテラスタイプおよび持ち物が固定、草および竜への対抗手段に乏しいなどの弱点を持つ。
テラスラル前後に関わらず水タイプには強いが、草タイプには特段に弱く、とんぼがえりで逃げるくらいしかできない。
一致技の攻撃範囲ではかまどやいしずえに劣りがちなので、パーティ単位でカバーしていくことが肝心。
サイクル型or耐久兼サポート型 [編集]
特性：ちょすい → おもかげやどし
性格：いじっぱり（サイクル）/ようき(共通)/しんちょうorわんぱく(耐久兼サポート)
努力値：HP252 残りABDS調整
持ち物：いどのめん(固定)
確定技：ツタこんぼう/やどりぎのタネ
攻撃技：ウッドホーン(推奨)orパワーウィップ/はたきおとす/とんぼがえり
変化技：アンコール/みがわり/こうごうせい/ちょうはつ/ニードルガード
耐久に厚く振ることで役割対象への遂行力を高めた型。
おもかげやどしの効果を活かして特殊受けに特化したり、有利なタイプ相手に両受けしたりと幅広い調整が存在する。
型にもよるが、ツタこんぼう/やどりぎのタネ/攻撃技or変化技/変化技、の4つが基本形となる。
ツタこんぼうはお面の効果でAを削ってもある程度の火力を維持でき、攻撃技はこれだけでも最低限の役割を持てる。
やどりぎのタネは草以外に一貫するサポート技で、引いてリセットするか否かの択による負荷をかけることができる。
その他、サポートに重点をおいた攻撃技・変化技の中から、パーティ単位で必要とするものを吟味して採用する。
いじっぱりはAにある程度振ることで相手のサイクル負荷を重くできるほか、役割対象により有利になる。
A124振りでウッドホーンでB4テツノツツミを確1、テラスタルツタこんぼうでB4パオジアンを最低ダメージ以外で倒せる。
ようきならSにある程度振ることで上から殴れる対象を増やせるが、火力と耐久に回せる努力値が大きく減る。
ようき以外は最低でも36振って、準速カイリュー～最速キノガッサあたりを抜いておくことを推奨。
準速サーフゴー抜きの52まで振るのもあり。
防御や特防に補正をかけるなら、より仮想敵を意識した耐久調整を要し、汎用性はある程度犠牲となる。
テラスタルの前後で受けにいけるタイプ・対象が変わるので、切るタイミングはよく見極めよう。
【ダブル】アタッカー兼サポート型 [編集]
特性：ちょすい → おもかげやどし
性格：ようき/いじっぱり/わんぱく/しんちょう
努力値：AS252 or 耐久調整残りAS
持ち物：いどのめん(固定)
確定技：ツタこんぼう/ニードルガード/このゆびとまれ
優先技：ウッドホーン
選択技：つるぎのまい/じだんだ/アンコール
以下の通り、サポーターとして優れた要素を複数持つ。
- おもかげやどしで特防を高められ、いかくで捌けない特殊攻撃を受けられるこのゆびとまれ使い（チョッキは変化技が使えなくなるのでサポーターが特防を上げる手段が少ない）
- 草タイプ唯一のこのゆびとまれ使いなので、粉技を吸って無効化できる（粉技使いは基本草タイプのためいかりのこなでは吸えず、ほかのこのゆびとまれ使いは粉技を無効できない）
- 唯一このゆびとまれと水無効特性を両立でき、連撃ウーラオスのすいりゅうれんだを完全に止められる
- このゆびとまれ読みでの集中攻撃に対してニードルガードで反撃できる
- めん補正により、そこそこの攻撃性能もある
相性考察 [編集]
特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3～4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。
対オーガポン（いどのめん） [編集]
- 注意すべき点
- 全フォルム共通でアタッカーとして優れたステータスと優秀な技範囲を持つ。テラスタル後はへんしん無効なので、スカーフメタモンでは対策にならない。
めんの仕様により、数値以上の火力を叩き出してくる。
独特の耐性と特性により、水と粉技の一貫性を切ってくる。弱点タイプがマイナー寄りで、命中安定かつ高火力の技も少ない。
やどりぎのタネ、ニードルガードなど草タイプ固有の嫌らしい変化技も合わせ持つ。
テラスタイプは水で固定だが、特防上昇により下手な一致特殊弱点は耐えられることも。
- 対策方法
- アイテム固定でタスキなどは持てないため、S111以上のポケモンでブレイブバードなどの高火力を押し付ける。
水＋草の攻撃範囲は草タイプかドラゴンタイプで両方半減できる。草タイプならやどりぎのタネも無効。
またテラスタル前ならフリーズドライが4倍弱点。
高速物理アタッカーの宿命として、麻痺や火傷に弱い。おにびを使う場合は炎タイプ以外で。対策ポケモンの一例