レックウザ - ポケモン対戦考察まとめWiki｜最新世代（スカーレット・バイオレット）

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レックウザ [編集]

No.0384 タイプ：ドラゴン/ひこう
特性：エアロック（互いのポケモンが天候の影響を受けなくなる）
体重：206.5Kg（けたぐり・くさむすびの威力120）

第三世代の禁止級伝説であり、ドラゴン×ひこう複合の一角。
攻撃・特攻が高く、また高性能な専用技ガリョウテンセイ、積み技のりゅうのまい等、習得技も攻撃的。
ただし、両刀アタッカーの宿命として特色を持たせた運用構想と噛み合いづらい種族値配分をしている。耐久面は禁止級としては低め（それでも並程度）で、こおり4倍も痛い。
素早さも禁止級の激戦区90を僅かに超えているとはいえ、中速帯で上を取られやすく、上記の耐久もあって禁止伝説では微妙な所。
物理型はひこう技が強い代わりにドラゴン技に癖があり、特殊型はその逆な点も気がかり。
伝説では唯一天候を無効化できる点も個性になるが、晴れパ以外には弱点を突かれやすい。
同複合且つ似たステータス配分のボーマンダとは特殊耐久の差などでうまく差別化していきたい。

第九世代ではダイマックスの廃止により、天候変動が少なくなったことに伴い、逆利用の危険性も減ったがエアロックが有効な場面も減っている。
火力こそ相変わらずだが、それを押しつける手段に欠ける。
また物理・特殊片方だけならレックウザに比肩、或いは上回るポケモンも禁止級には多く、単純なアタッカーとしては器用貧乏感が否めない。
天敵のザシアン、ムゲンダイナが続投した中、新たな禁止級の高速ドラゴンであるコライドンとミライドンが登場。
しかし、コライドンに対してはエアロックで特性を無効化でき、専用技を半減できる。

技方面では、ワイルドボルト、とんぼがえり、ステルスロックを新規習得。DLC碧の仮面でほえる、スケイルショットを再習得。
藍の円盤でドラゴンエールを新規取得。うずしお、ワイドブレイカー、メテオビームを再習得。

新要素であるテラスタルとの相性も良好。
4倍弱点を解消したり、更なる高火力の押し付けが可能になったのは追い風。両刀が可能なので、テラバーストが物理と特殊のどちらに転んでも有効に使える。

主要な過去作限定技(廃止技除く)

アイアンテール/アクアテール/かげぶんしん/コスモパワー/じこあんじ/しめつける/つめとぎ/Vジェネレート(BW配布)

特性考察 [編集]

エアロック

専用特性だが、効果はノーてんきと同じ。自分が出ている間、場の全員に対する天候の影響を無効化する。
天候による技威力や命中率の変動、防御や特防の上昇を受けず、砂嵐によるスリップダメージもなくなる。
対天候パーティで特に有用だが、自身も天候の恩恵を受けられないことは覚えておきたい。
天候を消滅させるわけではないので、自身が場を離れると影響が復活することにも留意。

技考察 [編集]

物理技	タイプ	威力	命中	効果	解説
ガリョウテンセイ	飛	120(180)	100	BD↓	タイプ一致専用技。並程度の耐久が下がるが、強力なメインウェポン。 命中安定で非常に使いやすいため、特殊型においても両刀採用が十分考えられる。
げきりん	竜	120(180)	100	行動固定 ＋終了後混乱	タイプ一致技。やや扱いづらい物理メインウェポン。フェアリーで止まる。
ドラゴンクロー	竜	80(120)	100	-	タイプ一致技。リスクなしだが物足りない威力。げきりんと選択。
ドラゴンテール	竜	60(90)	90	優先度-6 相手交代	タイプ一致技。積み技対策に。
スケイルショット	竜	25*2~5 (37*2~5)	90	防御↓ 素早さ↑	タイプ一致技。みがわり対策。 攻撃しつつS補強もできるが、低いBがさらに下がる。 期待値は3発。いかさまダイスなら4～5発に。
しんそく	無	80	100	優先度+2	唯一の先制技。他の禁止伝説ドラゴンにない強み。
じしん	地	100	100	-	一致技を半減する鋼に有効で、範囲・命中ともに優れる。 ダブルバトルでは、味方を巻き込むので注意。
ワイルドボルト	電	90	100	反動1/4	唯一の物理電気技。カイオーガなどに刺さる。
ストーンエッジ	岩	100	80	急所率+1	氷相手に抜群。4倍狙いでホウオウにも。
いわなだれ	岩	75	90	怯み30%	命中安定。りゅうのまいとセットで怯みも狙える。ストーンエッジと選択。
がんせきふうじ	岩	60	95	素早↓100%	追加効果が優秀。 ちょうはつされても使えたり、無効化されるタイプが無い点が優れる。
かみくだく	悪	80	100	防御↓20%	対エスパー・ゴースト。シャドークローと違いボイスメロエッタにも有効。
シャドークロー	霊	70	100	急所ランク+1	威力を考えるとルナアーラピンポイント。
アイアンヘッド	鋼	80	100	怯み30%	対妖だが、ダメージは等倍ガリョウテンセイより低い。 相性補完でもじしんで事足りるので、実質ディアンシーピンポイント。
かわらわり	闘	75	100	壁破壊	壁対策に。サイコファングは覚えない。
たきのぼり	水	80	100	怯み20%	対地。りゅうのまいとの相性が良い。 特性により、晴れ・雨による威力の変動はない。
とんぼがえり	虫	70	100	自分交代	新規習得。攻撃しつつ撤退する。
特殊技	タイプ	威力	命中	効果	解説
りゅうせいぐん	竜	130(195)	90	特攻↓↓	タイプ一致技。特殊技では最高火力。 若干命中不安だが、げきりんに比べれば十分扱いやすい。 物理型においても両刀採用が十分考えられる。
りゅうのはどう	竜	85(127)	100	-	タイプ一致技。命中安定で能力低下も無いが、威力は控えめ。
ぼうふう	飛	110(165)	70	混乱30%	タイプ一致技。命中が不安定だが高威力。 特性により晴れ・雨による命中の変動はない。
エアスラッシュ	飛	75(112)	95	怯み30％	タイプ一致技。威力は控えめだが命中率が高い。 りゅうのまいかでんじはがあれば怯みの範囲が広がる。
ハイドロポンプ	水	110	80	-	対炎、地面、岩。威力重視で命中不安。ダブルでも扱いやすい。 無補正C252振りいのちのたまでH252振りグラードンを高乱数1発。 特性により晴れ・雨による威力の変動はない。
なみのり	水	90	100	-	対炎、地面、岩。ダブルだと味方を巻き込む点に注意。 特性により晴れ・雨による威力の変動はない。
オーバーヒート	炎	130	90	特攻↓↓	両刀型や撃ち逃げに最適。特性により晴れ・雨による威力の変動はない。
だいもんじ	炎	110	85	火傷10％	オーバーヒートとの選択。居座り重視ならこちら。
かみなり	電	110	70	麻痺30％	命中が不安定だが高威力。特性により晴れ・雨による命中の変動はない。
10まんボルト	電	90	100	麻痺10%	同上。命中安定。
だいちのちから	地	90	100	特防↓10%	対鋼岩電。飛行技との相性補完に優れる。
れいとうビーム	氷	90	100	凍り10%	ドラゴンにしては珍しい氷技。同族やランドロスなどに。
ふぶき	氷	110	70	凍り10%	高威力だが命中不安。特性により雪での命中補強もできない。
こごえるかぜ	氷	55	95	素早↓100%	追加効果が優秀。ダブルで味方も速くしたいなら。
エナジーボール	草	90	100	特防↓10%	カイオーガやグラードンに。くさむすびは覚えない。
きあいだま	闘	120	70	特防↓10%	鋼や岩に。H252振りディアルガにいのちのたま以上なら確1。
メテオビーム	岩	120	90	溜め技 特攻↑	対炎、飛行。数少ない特攻上昇手段。パワフルハーブ前提。
テラバースト	無	80<120>	100	タイプ変動	テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技	タイプ		命中	解説
りゅうのまい	竜		-	速度と火力の補強になる。全抜きを狙うなら。
つるぎのまい	無		-	素早さより攻撃に重点を置くなら。しんそくとあわせて。
ビルドアップ	闘		-	能動的に防御力を上げる数少ない選択肢。ガリョウテンセイとの相性は悪い。
でんじは	電		90	高速アタッカーの弱体化に。ただしアタッカーの場合は技スペースが足りない。
おいかぜ	飛		-	4ターンの間、味方の素早さを強化。サポート用。
みがわり	無		-	シングルで相手の交代を読んで様子見に。
ステルスロック	岩		-	でんじはと併せた起点作りに。
ほえる	無		-	不利対面の解消や相手の積み技対策に。

テラスタル考察 [編集]

タイプ	主な技	解説
竜	げきりん ドラゴンクロー りゅうせいぐん りゅうのはどう	一致技及び最大火力を強化し、電気対面やステルスロックの耐性を強化。
飛	ガリョウテンセイ ぼうふう エアスラッシュ	通りの良い飛行技を強化。 ドラゴン・フェアリー弱点が消える代わりに、電気が弱点になる。
無	しんそく ハイパーボイス	カイリューより強力なしんそく使い。 ギラティナや黒馬バドレックス対策の悪・ゴースト技もあるとよい。
炎	オーバーヒート だいもんじ かえんほうしゃ テラバースト	弱点と火傷対策。鋼テラスタルしたドラゴンにも。 ただし地面耐性はなくなり、岩が一貫する。
霊	シャドークロー テラバースト	レックウザやアルセウスのしんそく無効。
鋼	アイアンヘッド テラバースト	弱点をすべて半減。
水	たきのぼり ハイドロポンプ なみのり	氷を半減し、他の弱点も等倍、炎と水の耐性も維持。連撃ウーラオスに。
地	じしん だいちのちから	ミライドン意識。H4振り程度なら補正なしA252じしんで確1。氷が一貫する。
電	ワイルドボルト かみなり 10まんボルト	補正なしA252ワイルドボルトでH4カイオーガを確1。麻痺無効。
妖	テラバースト	伝説に多いドラゴン対策に。鋼テラスタル対策の地面・炎技もあると尚良い。
闘	かわらわり きあいだま テラバースト	岩半減だが、フェアリーが一貫する。
岩	ストーンエッジ いわなだれ テラバースト	耐性面では鋼に軍配が上がる。 ホウオウやイベルタルは不在で特に撃ちたい相手は多くない。 また、エアロックのせいで砂の特防強化も受けられない。

+

使用率・採用率の低いテラスタル

タイプ 主な技 解説 草 エナジーボール テラバースト 粉技無効。氷が一貫する。 氷 ふぶき れいとうビーム テラバースト エアロックにより雪の防御強化は得られない。岩が一貫する。 毒 テラバースト 対フェアリー。基本的に鋼が優先される。 超 テラバースト 解説 虫 とんぼがえり テラバースト 岩が一貫する。 悪 かみくだく テラバースト いたずらごころ耐性の獲得。フェアリーが一貫する。

型考察 [編集]

物理型 [編集]

性格：いじっぱり/ようき
努力値：AS252 H4
持ち物：きあいのタスキ/じゃくてんほけん/いのちのたま/ラムのみ
確定技：つるぎのまいorりゅうのまい/ガリョウテンセイ
優先技：しんそく/じしん
選択技：げきりん/たきのぼり/かみくだく
テラスタイプ：ドラゴン/飛行/ノーマル/鋼

一致技やしんそくの威力を強化して戦う。
ノーマルテラスタル＋しんそくの威力はカイリューを上回る。

特殊型 [編集]

性格：ひかえめ/おくびょう
努力値：CS252
持ち物：じゃくてんほけん/いのちのたま/こだわりメガネ/こうかくレンズ/パワフルハーブ
確定技：ぼうふうorエアスラッシュ/りゅうせいぐんorりゅうのはどう
選択技：だいもんじorオーバーヒート/だいちのちから/なみのりorハイドロポンプ/メテオビーム

様々なタイプの特殊技を駆使して戦う。
技のバリエーションは優秀だが、特攻上昇の手段がメテオビーム、じゃくてんほけんしかなく、エアロックにより雨でぼうふうの命中を補えないのが難点。

両刀型 [編集]

性格：せっかち/むじゃき
努力値：AS252 H4
持ち物：きあいのタスキ/じゃくてんほけん/いのちのたま
確定技：ガリョウテンセイ/りゅうせいぐん
選択技：だいもんじorオーバーヒート/じしん/なみのり/しんそく/とんぼがえり

物理竜技・特殊飛行技に癖があるため、扱いやすいガリョウテンセイ・りゅうせいぐんを主軸にしたサイクル戦向きの型。
積み技は上記の物理・特殊に特化した型のほうが扱いやすいため、こちらでは搭載しない。

カイオーガに後出しも可能であるが、むじゃきの場合C252しおふきは高乱2。相手がスカーフ持ちであれば役割遂行できなくなる。
一方せっかちの場合は先制技のダメージ増が気になるところ。
参考として、剣盾ランクマッチではむじゃきのほうが使用率は高かった。

対レックウザ [編集]

注意すべき点

攻撃・特攻がともに非常に高いため、初見では物理型・特殊型・両刀型の判別がつかない。技範囲の広さも相まって、安易な受けを許さない。
物理型はりゅうのまいやつるぎのまいにより抜き性能を高めることが可能。
エアロックにより砂嵐でタスキを壊せず、天候に頼った戦術は無効化される。

対策方法

氷技で4倍弱点を突く。
氷の先制技をもったパオジアンやマニューラなどが使えればかなり楽になる。
ダイマックス廃止により特殊飛行技の扱いにくくさが顕在化したことやノーマルテラスタルしんそく型の登場により、やけどの有用性は上がっている。
素早さ上昇を逆手にとるトリックルームも有効。タスキ持ちだとより安定。

スカーフメタモン

りゅうのまいorつるぎのまいの採用率は高いので、スカーフメタモンの採用も候補。
ただしテラスタイプ次第では不利になりかねない点には注意。

外部リンク [編集]

• レックウザ - ポケモン百科事典